シャワーの水圧を強くする方法|止水栓の場所と調節方法を解説

浄水シャワーの流量調節方法のイラスト

シャワーの水量が少ないと感じたら、止水栓を開くことで流量が改善する場合があります。ただし、すべてのケースで効果があるわけではなく、状況によって対策が異なります。

止水栓の調整方法

1. 止水栓の位置を確認する

一般家庭の止水栓の場所は、各水回り(キッチン・洗面所・トイレ・シャワーなど)付近です。

  • 浴室のシャワー混合水栓の下
  • 給湯器の近く(屋外にあることも)

2. マイナスドライバーで開閉する

  • 左に回すと開く(流量が増える)
  • 右に回すと閉まる(流量が減る)

3. 少しずつ調整する

一気に開きすぎると、水が勢いよく出すぎてしまうことがあるため、少しずつ調整する。


※止水栓の場所がわからない場合はお使いの水栓のメーカーへ、お問い合わせください。

参考:止水栓、元栓、水抜き栓の違いは?|どのエリアの配管系統の水を制御するかが違う | MIZSEI 水生活製作所

流量調整弁

参照1

流量調整方法

参照2

止水栓を開いても解決しないケース

1. もともと水圧が低い家(高層階・井戸水利用など)

マンションの高層階や井戸水を使っている家庭では、もともとの水圧が低いため、止水栓を開いても大きな改善は期待できません。

2. 節水シャワーヘッドの設計が流量を制限している場合

極端に節水率の高い(50%以上)シャワーヘッドは、そもそも流量を絞る設計になっているため、止水栓を開いても大きな変化がないことがあります。

解決策: 30〜40%の節水シャワーヘッドに交換する。

3. 給湯器の最低動作水量を下回っている場合

給湯器には「最低動作水量」があり、それを下回ると燃焼が不安定になったり、お湯が出なくなったりします。

解決策: 節水率の低いシャワーヘッドに交換するか、給湯器の設定を調整する。

4. フィルター内蔵型のシャワーヘッドの場合、フィルターが目詰まりしている可能性がある

活性炭のフィルターなど、ろ過するタイプのフィルターの場合、水道水中の小さなゴミや赤さびまで除去できる反面、フィルターを通すので水の勢いや流量が多少減ってしまいます。また、フィルターが汚れて詰まっていくと、より勢いは減ります。

このような場合は、フィルターを新しいものに交換すると、改善されることがあります。

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