節水シャワーヘッドで給湯器が壊れる?水量が少なくてお湯がぬるい?デメリットについて解説

シャワーの水量が少なくて困る男性のイラスト

節水シャワーヘッドを使うと給湯器が壊れるって本当?

節水シャワーヘッドを使うことで給湯器が壊れる可能性は ゼロではありません が、必ずしも壊れるわけではありません。以下の点に注意すれば、リスクを抑えることができます。

壊れる可能性がある理由

  1. 給湯器の最低流量に達しない

    • 給湯器には「最低動作流量」というものがあり、それ以下の水量だと点火しなかったり、不安定になったりします。
    • 特に 古い給湯器最低流量が高めの機種 では、節水シャワーヘッドによってお湯が出なくなることがあります。
  2. 給湯器に負担がかかる

    • シャワーヘッドの穴が細かすぎると、水圧が上がりすぎて給湯器に負担がかかることがあります。
    • 特に タンク式の電気温水器 では圧力の影響を受けやすく、故障のリスクが高まる場合があります。
  3. 断続的な点火で寿命が縮む

    • 流量が不安定になると、給湯器が点火と消火を頻繁に繰り返す「チョロチョロ燃焼」が起こり、部品の劣化を早める可能性があります。

対策・予防策

給湯器の取扱説明書を確認

  • 「最低動作流量」や「適合するシャワーヘッドの条件」が記載されていることがあります。

対応している節水シャワーヘッドを選ぶ

  • 「給湯器対応」や「低流量でも作動可能」と明記された製品を選ぶ。
  • 流量調整機能がついているタイプもおすすめ。

使ってみて異常がないか確認する

  • お湯が途切れたり、異音がする場合はすぐに使用を中止する。

結論
多くの節水シャワーヘッドは問題なく使用できますが、給湯器との相性次第でトラブルが起こることもあります。購入前に仕様を確認し、異常を感じたら元に戻すのが安全です。

節水シャワーヘッドは水量が少なくて浴び心地が良くない?

節水シャワーヘッドでも、商品によっては水圧を工夫して 浴び心地を良くする ものがあります。単に「水量が少ない=物足りない」とは限らず、以下のポイントを押さえれば快適に使えます。

浴び心地を左右するポイント

水圧の強化機能

加圧機能付きのモデル を選ぶと、水量が少なくても勢いがしっかり感じられます。
✅ 例えば、以下の方式が使われています。

  • 「ミスト&ジェット」方式:細かいミスト+強い水流を組み合わせて快適な浴び心地を実現。
  • 「穴の小径化&増加」方式:小さい穴を増やして、水圧を高めながら広範囲にお湯を届ける。

散水パターンの調整

✅ シャワーヘッドによっては、水流モードを切り替えられるタイプ があります。
✅ 「やわらかい水流」「マッサージ水流」「ミスト」など好みに合わせて変更可能。

水圧が物足りない時は、元栓や止水栓を確認してみよう

「水圧をあげるシャワーヘッドが欲しいのですが…。」よくお客さまからこんなお電話を頂きます。また「引っ越しをしたら水圧が低すぎていてもたってもいられない。」こんな方も時々いらっしゃいます。
引っ越しをされたばかりで水圧の弱さに困っている場合は、工事や検査の時に栓を止めたそのままの状態になっている場合があります。
「元栓が閉まっていないか」あるいは「止水栓が閉まっていないか」をご確認ください。
元栓は水道メーターの近くにあるケースが多く、止水栓は水栓のすぐ近くにあります。

異常がないのに勢いがないと感じたら…

ここからは、元栓や止水栓もしっかりと開いていて、ホースやシャワーヘッドの劣化等がない正常な状態での水の勢いのお話です。
一般家庭の水圧は0.2~0.4MPaと言われてます。 同じ水圧でも、実はシャワーヘッドによって感じる水の勢いは大きく変わります。
水の出口が広いシャワーヘッドの水の勢いは弱く感じ、水の出口が狭いシャワーヘッドは強く感じます
ホースで水を撒く時に、ホースの先端を狭めると水の勢いが良くなりますよね。その原理を想像頂ければと思います。
店頭に並ぶ低水圧用のシャワーヘッドも、シャワー面を小さくしたりシャワー水の穴径を小さくする等して水の勢いをアップさせています。
水の量を制限する事で水の勢いを高めている為、時間当たりのお湯の量は普通のシャワーヘッドよりも少なくなっています。
これがまさに最近話題の『節水シャワー』です。
「勢いもアップして節水も出来ていいじゃないか!」そんな声が聞こえたら幸いです。
ただ、出湯量の少ない低水圧用シャワーヘッドの多くは、水が直線的に出るような構造をしています。
そのため通常の放射状に広がるシャワーヘッドに比べどうしても範囲が狭まりますので、その辺りも研究してシャワーヘッドをご購入されることをオススメします。  

節水シャワーヘッドはお湯がぬるく感じる?

節水シャワーヘッドを使うことで、お湯がぬるく感じることがあるのは、主に以下の理由によります。

1. 水流が少なくなることでお湯の温度が下がる

  • 節水シャワーヘッドは水流を制限しているため、湯量が少なくなります。その結果、お湯の温度が下がりやすくなることがあります。特に お湯の温度設定が高くない と、少ない水流でお湯の温度が下がることがあるかもしれません。

2. 給湯器の反応時間の遅延

  • 節水シャワーヘッドによって水流が減ると、給湯器が反応するまでの時間にわずかな遅れが生じることがあり、その間にお湯の温度が下がってしまうことがあります。これが原因でぬるく感じることがあります。

3. シャワーの水圧が低く感じる

  • 一部の節水シャワーヘッドでは水圧を上げてお湯を勢いよく出す設計がされていますが、水圧が低いとお湯が冷めやすく感じることもあります。水流が弱いと、体にかかるお湯の量が少なく、ぬるく感じる可能性も高まります。

対策方法

  • お湯の温度設定を少し高めにする:節水シャワーヘッドを使用する際は、少し温度を高めに設定しておくことで、ぬるさを感じにくくなります。
  • 水流が安定している節水シャワーヘッドを選ぶ:水圧をしっかり確保できるものや、エアイン機能が搭載されている製品を選ぶと、暖かいお湯をしっかり浴びることができます。

結論として、節水シャワーヘッドによってぬるく感じることがありますが、適切な製品選びやお湯の温度調整をすれば、快適に使用することができます!

節水シャワーヘッドが水を節約できる仕組みは?

節水シャワーヘッドが水を節約できる仕組みはいくつかあります。主に以下の3つの方法が使われています。

① 水の通り道を狭くして圧力を上げる(穴の小径化・増加)

  • シャワーの穴を小さくしたり、穴の数を増やしたりする ことで、少ない水量でも勢いを感じられるようにする。
  • 高速で細かい水流を作ることで、従来のシャワーと変わらない浴び心地を実現。
  • メリット:シンプルな構造で効果的に節水できる。

② 内部に水流制限装置を入れる(流量調整機構)

  • 内部に 「節水弁」「水流コントロール機構」 を搭載し、水の流れる量を制限。
  • 給湯器の動作に必要な最低流量を確保しながら、余分な水の流出を防ぐ。
  • メリット:水圧を維持しながら無理なく節水できる。

③ 空気を混ぜて水の量を増やしたように感じさせる(エアイン技術)

  • 水流に 空気を取り込む ことで、水の勢いを強くし、少ない水量でもしっかり浴びた感じを出す。
  • TOTOの「エアインシャワー」や、ナノバブル・ウルトラファインバブルを発生させるタイプもある。
  • メリット:肌あたりがやわらかく、洗い流しやすい。

まとめ

節水シャワーヘッドは、「水の出口を工夫する」「水流を制御する」「空気を混ぜる」 という技術で、最大50%ほどの節水 を実現しながら、快適な浴び心地を維持しています!

MIZSEIの節水シャワーヘッドは、水量・浴び心地供にバツグン!

少し前にはなりますが、MIZSEIの節水シャワーヘッドがモノの批評誌「MONOQLO」で取り上げられたことがありました。
結果が良いものでしたのでホッとした内容でもありました。(笑)
勿論広告などではなく、我らメーカーがこの企画すら知らない状態で真剣勝負で計られたものです。
是非コチラもご参考にして、お気に入りのシャワーヘッドを見つけてみてくださいね♡

モノクロ 5社のシャワーヘッドでテストされており、弊社ミストップシャワーが、見事に「節水効果」「水圧の強さ」「使い勝手」全てでA評価を頂きましたモノクロ2

嬉しいことに2016~2017のBEST BUYにも選んで頂きました!

メーカー直営ショップはこちらから。マイクロナノバブルが発生するシャワーヘッドや、浄水シャワーヘッドなど、いろんなバリエーションがありますよ!

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