止水栓、元栓、水抜き栓の違いは?|どのエリアの配管系統の水を制御するかが違う

止水栓・元栓・水抜き栓の3つは、しばしば混同されることがありますが、厳密には違うものです。それぞれの役割や使う場面が違うので、違いを知っておきましょう。

止水栓とは?

特定の水道器具(シャワー・洗面台・トイレなど)に供給される水量を調整・止水するための栓です。

  • 水の出る量を細かく調整できる。
  • その設備(例えばシャワーや洗面台)だけ水を止められるので、他の蛇口には影響しない。

例: 「シャワーの水圧が弱い → 止水栓を開いて流量を増やす」「トイレの水を止める → トイレの止水栓を閉める」

▶ 位置:

  • シャワー・洗面所・キッチン: 水栓の下のキャビネット内や壁付近
  • トイレ: 便器の横(給水管の根元)

元栓とは?

家全体の水の供給を管理する栓で、元栓を閉めると家中すべての水道が使えなくなります。

  • 家全体の水を止める必要があるときに使用(水道工事や水漏れ対策)
  • 一般的にメーターボックス内にあるバルブで、水道メーターの近くに設置されている
  • 引っ越し時や長期不在時に閉めることが推奨される

▶ 位置:

  • 一戸建て → 家の外にある 水道メーターボックスの中
  • マンション・アパート → 玄関横のパイプスペース内(部屋ごとに独立した元栓がある)

水抜き栓とは?

水抜き栓は、特定の部分(主に屋外や凍結しやすい場所)の水を抜くために使う栓です。

元栓と似ていますが、家全体ではなく、特定のエリアや配管系統の水を制御する点が異なります。

  • 主に寒冷地に設置されている。
  • 建物の外や床下、屋内(配管が集まる場所)にあることが多い。
  • 水道管の水を排水し、凍結による破裂を防ぐ。

▶ 位置:

  • 屋外の地面近く: 地面に埋められており、金属の蓋やプラスチックのカバーで保護されている
  • 屋内の配管付近: 配管が集中している場所、例えば洗濯機置き場やシンクの下、または浴室の近くにある場合も
  • 寒冷地の住宅: 特に、凍結対策が必要な地域では、家の基礎部分に近い場所や外水道管付近に設置されることが一般的

💡 まとめ

止水栓・元栓・水抜き栓の違い一覧

簡単に言うと、
✅ 「水抜き栓」→ 特定のエリアの水を止める用(凍結防止の水抜きに使用)
✅ 「止水栓」→ 設備の水を止める用
✅ 「元栓」→ 家全体の水を止める用

用途によって使い分けましょう!

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