このページをご覧いただき有難うございます。
私は老舗水栓メーカー開発部の一社員です。水栓バルブ発祥の地岐阜県山県市で、日々「水と私たちの暮らし」をより良くすべく、お客さまからの直接頂くお声を、いかに商品開発が出来るかを考えております。
さておき、このページをご覧下さる方々は多くの情報を収集し、既に様々な事を試していらっしゃることと思います。
このページでは「そもそもの髪の毛の役割と構造」から話したいと思います。
【目次】
髪の毛は排泄器官のひとつ
今や髪の毛はオシャレ(装飾)の道具として用いられることが多いですね。個性的な色や髪型も注目されておりますが、グレースヘア等自然に逆らわない事も少しずつ意識し始められるようになってきたなと感じています。
そんな髪の毛の本来の役割は、生命を維持していく観点において「脳を守る」ことです。
髪の毛は約10万本あると言われており、衝撃を和らげるだけでなく、温度調整装置の役割もになっています。
「脳を守る」役割は容易に想像がつくかと思いますが、実はあまり知られていない重要な役割が髪の毛にはあります。それは「髪の毛は排泄機関のひとつ」であることです。おおよそは便や尿などとして体の外に排出されますが、排泄しきれなかった有害成分などの排泄物が、髪の毛に含まれて体の外に出されるようになっています。よって頭皮下には、老廃物が集まる仕組みになっています。
男性型脱毛症(AGA)とは
脱毛症には多くの種類がありますが、代表的なものは男性型脱毛症(AGA)です。髪の毛の本数は減りませんが、ある時から太くて長い毛が再生せずに、大半が短くて細い毛に置き換わってしまいます。抜けてはいなくても、目で見える頭髪の量が減るため、脱毛症に分類されています。
男性型脱毛症は、男性ホルモンの過剰分泌が原因といわれています。そのほかに、遺伝的要因が大きいと考えられています。日本人では、成人男性の約3人に1人が男性型脱毛症になるとされています。
頭皮の汚れが脱毛の原因に
頭皮に酸化皮脂が蓄積していくと、脱毛の恐れが出てきます。
皮脂は頭皮を乾燥などから護りますが、空気に晒されると時間の経過と共に徐々に参加して頭皮を保護する機能を失い、汚れとなります。汚れとなった酸化皮脂は、粘着性を持ち髪と頭皮へばりつきます。しかも空気中のチリやホコリが付きやすくなるので、頭皮は汚れで覆われます。そうすると、頭皮は皮膚呼吸が出来にくくなり、頭皮からの毛母細胞への酸素補給が不足し、毛母細胞は次第に弱り、髪の毛が細く抜けるようになります。
つまり、皮脂が酸化し汚れになる→チリやホコリが付着→汚れが重なる→毛母細胞が呼吸困難になる→脱毛というメカニズムです。
薄毛、特に男性型脱毛症の場合は、皮脂が過剰に出ているケースが多いです。男性型脱毛症は、悪玉男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)が原因のひとつです。DHTは皮脂を過剰に分泌させて毛穴をふさいでしまいます。頭皮の脂が過剰に出ており、薄毛が進行しているなら、男性型脱毛症を疑ったほうが良いでしょう。
また、脂漏性皮膚炎になっている場合も、薄毛が進行する場合があります。脂漏性皮膚炎とは、頭皮にかぎらず皮脂の分泌の多い部位でおこりやすい皮膚炎です。べっとりした湿っぽいふけが出る場合は、脂漏性皮膚炎の可能性があります。
脂漏性皮膚炎は、過剰な皮脂代謝産物が皮膚を刺激して起こるものですが、マラセチア菌という真菌(カビ)が増殖することで発生する場合もあります。その場合は、病院で抗真菌薬を処方してもらう必要があります。
このように頭皮の脂と薄毛の進行には関係性があるので、たかが頭皮のべたつきと考えず、先述の原因を解消したり皮膚科を受診したりといった対応を早めにするのがおすすめです。
洗浄力の強いシャンプーに注意
洗髪不足、あるいは抜け毛が怖いからと恐る恐る頭皮をなでるように洗う、頭皮を洗わず髪の毛だけを洗うというような洗髪法の間違い等によって、頭皮に酸化皮脂が堆積してしまうと、先に述べたように脱毛の原因となります。
しかし、洗浄力の強いシャンプーによる過度な洗髪によって引き起こされる皮脂の過剰分泌にも注意が必要です。皮脂を落としすぎると、失われた皮脂を補うために、かえって皮脂の分泌が盛んになるからです。
シャンプーを選ぶときは、肌に優しくて適度な洗浄力がある、アミノ酸系のシャンプーを選ぶと良いでしょう。ただし、市販の大衆向けシャンプーは、ほとんどが強力な界面活性剤を使用しています。それに耐えるために、頭皮は皮脂をたくさん分泌していたはずです。そこからいきなりアミノ酸系に変えると、洗浄力が不足する場合があります。
シャンプーを変えるときは、まずは洗浄力が強めのタウリン系やカルボン酸系から試してみることをおすすめします。初めのうちは、今まで使っていたシャンプーと1日おきに交代で使用し、徐々に使用頻度を上げていきます。これに慣れたら、アミノ酸系のシャンプーに変えてみましょう。
避けるべきシャンプーの成分
- 語尾に「〇〇硫酸Na」「〇〇硫酸TEA」が付くもの(※「硫酸Na」単体は大丈夫)
- 語尾に「〇〇スルホン酸Na」が付くもの
- 石鹸(カリ石鹸素地)
- 殺菌剤
シャンプーの洗浄成分は、主に「陰イオン界面活性剤」です。「硫酸系」「スルホン酸系」の界面活性剤は特に洗浄力と刺激が強いので、注意が必要です。
石鹸は弱アルカリ性の洗剤です。毛髪は、弱酸性だとキューティクルが閉じ、アルカリ性だとキューティクルが開く性質があります。そのため、石鹸シャンプーを使うとキューティクルが開いてギシギシの髪になってしまいます。また、髪の主成分であるケラチンはアルカリに弱いため、傷む原因にもなります。
殺菌剤配合のシャンプーを使うと、肌を守っている皮膚常在菌まで死んでしまいます。すると外部の細菌が繁殖し、かえって肌荒れの原因になる可能性があります。フケやかゆみで悩んでいる人は、殺菌剤を使用するべきかどうか、専門医に相談することをおすすめします。
特に気を付けるべき界面活性剤
ラウリル硫酸Na
ラウレス硫酸Na
オレフィンスルホン酸Na
洗浄力がマイルドなシャンプーの選び方
シャンプーの洗浄成分である「陰イオン界面活性剤」の中には、低刺激で穏やかな洗浄力の成分もあります。それが「カルボン酸系」「タウリン系」「アミノ酸系」とよばれるものです。
洗浄力の高さは、タウリン系>カルボン酸系>アミノ酸系>の順番です。
成分表示に次のような表記があれば、おおむね判断ができます。
タウリン系
語尾に「〇〇タウリンNa」とつくもの
例:ココイルメチルタウリンNa
カルボン酸系
語尾に「〇〇カルボン酸Na」や「〇〇酢酸Na」がつくもの
例:ラウレス-5-カルボン酸Na
アミノ酸系
語尾に「〇〇アラニンNa」や「〇〇グルタミン酸Na」がつくもの
例:ラウロイルメチルアラニンNa
頭皮の悪循環メカニズム
髪の毛の脱毛が気になり始めてたら、少しでも早くから改善行動を行う事をオススメします。というのも髪の毛がなくなってしまうと、髪の毛に代わり脳を護るメカニズムが働き始め、皮脂分泌を多くしてバリア機能を高めようとします。さらに、頭皮を厚く固くさせて、外部の刺激から脳を守ろうとします。頭皮が厚く固くなると新毛が頭皮面に出られなくなります。
発毛育毛の困難→頭皮の肥厚→脱毛症→頭皮の肥厚→脱毛症の悪化、これが悪循環のメカニズムです。
髪の成長に必要な条件
髪の毛の成長に必要な条件は
- 丈夫な血管からの酸素と栄養供給
- 清潔で健康な頭皮の皮膚呼吸による酸素補給
酸素と栄養補給は自律神経によって管理されているので、大切なのは頭皮の洗浄と健康の管理です。
抜け毛・薄毛改善におすすめなシャワーヘッド
上記内容をもってご紹介したいのは、洗浄力と保水力、温浴効果のあるシャワーヘッドです。頭皮の汚れを改善し、保水力を高める事で肌荒れを解消し、血流を良くすることで酸素や栄養が行き届きます。刺激的でない水流があると尚更良いでしょう。
それらの効果を実現するのが、塩素除去×ナノバブル×ミストのシャワーヘッド「バブリージョワー2.0」です。
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ナノバブルシャワーとは
マイクロナノバブルとは、直径0.1㎜(=100㎛)以下の、超微細な気泡のことです。その超微細な気泡を含んだシャワーを浴びられるようにする商品が、マイクロナノバブルシャワーヘッドです。
毛穴の大きさがおおよそ直径0.3mmに対してマイクロナノバブルの大きさは直径0.1mm。このマイクロナノバブル水が毛穴の奥深くまで入り込み、頭皮の皮脂やスタイリング剤の残りカスをしっかり吸着して洗い流します。
マイクロナノバブルの洗浄力が高い理由は、マイナスイオンを帯電しているためです。
皮脂などの汚れはプラスイオンを帯電しています。そのため、イオン効果によって、プラスイオンを帯電している汚れを吸着します。
汚れを吸着したマイクロナノバブルが、水流とともに肌から離れていくことによって、 汚れをごっそり落としてくれるのです。
このように、従来型のシャワーヘッドでは吸着できなかった汚れまで洗い流すことができるため、肌環境の改善が期待できます。
皮脂を洗い流そうとしてゴシゴシ洗うと毛根にダメージを与えてしまいますが、マイクロナノバブルはゴシゴシ洗わなくても汚れが自然に落ちます。
高い洗浄力だと、お肌に必要なうるおいまで無くなってしまうのではないかと、心配になります。
しかし、マイクロナノバブルは保湿力にも長けています。
マイクロナノバブルは毛穴の汚れまでしっかり落としてくれるため、汚れの落ちた肌の奥に、シャワーの水分が入り込みやすくなります。
また、マイクロナノバブルは、微細な気泡の作用によって通常の水より表面張力が小さくなることから、肌への水分の浸透力が高いとされています。
高い浸透性により保湿されるので、シャワー後も肌の水分量を保つことができます。
また、肌に当たる時にマイクロナノバブルが弾けることで、肌に適度な刺激を与えることができます。刺激によって血流が促進され、保温効果を期待できるのが特徴でもあります。
きめ細かい泡が肌を優しく刺激して、末端の血行を良くしてくれます。これにより、頭皮部分の血行もよくなり、十分な栄養が行き渡るようになります。
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弊社は弊社は岐阜県山県市にある水栓メーカーです。 商品のことや、その他気になることがあればお気軽にご連絡ください。
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電話番号:0581-23-0570(平日9:00~17:00) メールアドレス:information@mizsei.co.jp
<参考>
現代書林 『間違いなく育毛がかなう本』 東田雪子著
第5章 脱毛症の要因|ルチアの育毛 (lucia-jp.com)
頭皮の脂が多いと薄毛や皮膚炎の原因に!適正量の確認方法も解説 | 【公式】ウィルAGAクリニック (will-agaclinic.com)