お酒を飲むときには、温度の違いやお酒の種類によって、様々な酒器を使い分けますよね。酒器の形によって口あたりが変わって、同じお酒でも味わいが違って感じられるそうです。
そんな酒器の中でも、錫製の酒器は日本酒の味わいそのものを変化させて、より美味しくしてくれるといわれています。錫の酒器で日本酒を飲むと、味わいがまろやかに変化しておいしくなるらしいのですが…本当にそうなのでしょうか?
錫が日本酒を美味しくするというのは昔から言われているようですが、化学的なデータが公表されていることは少ないようです。そこで、今回は味覚センサーを使って味がどう変化するのかを実験してみました。
錫の酒器の特徴
主な特徴として、錫は熱伝導が大変良いことがあげられます。そのため、ビールや冷酒などの冷たい飲料を注ぐとすぐにひんやりと冷たくなり、逆に温かい飲料を注ぐと、程よい温かさになります。お酒を燗にすれば温かい状態が続き、冷酒やワイン、ビールなどは適温に冷えた状態で長く味わうことができるのです。
他にも錫は抗菌性があり、錆びや腐食に強く、金属臭もないことから、酒器に適しています。
また、錫はお酒を美味しくすることで有名です。イオン効果によって、いわゆる「雑味」をはぶいて、まろやかな口当たりにしてくれます。
例えば、日本酒にありがちなピリリと感じる刺激を和らげたり、ワインのコクを増してくれたりします。焼酎工場では、蒸留器の管に錫が使われているほどです。
お酒以外にも、あらゆる飲み物の味を調えてくれます。ジュースなら酸味が和らいだり、コーヒーやお水でさえも雑味を取り除いて味を変えてくれると言われています。
錫と銅のメリットを併せ持つ酒器|「美山銅器」のぐい吞み
弊社は創業70年を超える老舗水栓メーカーです。水栓の製造技術を活かして、日本初の純銅製ぐい吞みを生み出しました。
美山銅器という名前は日本の水栓製造発祥の地と呼ばれる岐阜県山県市美山地区から名づけられました。
ちなみにぐい吞みとは、おちょこと同じような形の酒器で、おちょこよりも容量が大きいものを指します。
- おちょこ:20~50cc(一口で飲みきれる)
- ぐい呑み:40~200cc(一口で飲みきれない)
①純銅鋳物で作った銅器
錫よりもさらに熱伝導率が良い銅製です。飲み物の喉ごしや味には温度が重要ですが、銅器はその温度をほどよく保ちます。
鋳造で作った銅製ぐい吞みは日本唯一。銅器外側表面に残る砂型の鋳肌が雰囲気を醸し出します。
②デザイン性と機能性
銅で作った器を、ガラスのような質感を持つ「トライタン」というプラスチックでコーティングしました。これによって、熱いものを入れても器が熱くならず、手で持ちやすくなっています。
また、耐衝撃性の強いプラスチックを使用しており落としても変形しません。耐熱性にも優れているので食器洗浄機の使用も可能です。
③味を引き出す工夫
美山銅器には飲み物の味を引き出す工夫があります。
一つ目は錫メッキ。錫メッキは、その高いイオン効果によって様々な飲みものの味わいを引き出します。
二つ目は底の突起。底に突起をつけることで飲み物が対流し香りが引き立ち、味のバランスも整えます。
錫の酒器で味は変わるのか?味覚センサーによる実証実験
容器に飲み物を入れ、それぞれ味覚センサーで計測してみました。
容器の素材は「美山銅器(銅+錫メッキ)」「ガラス」「陶器」「錫」、飲み物は「日本酒」「日本茶」「水」「コーヒー」を使用しました。
試験機関:三重県工業研究所
試験機:「味認識装置 TS-5000Z」㈱インテリジェントセンサーテクノロジー社製
日本酒の場合
日本茶の場合
水の場合
コーヒーの場合
錫でお酒が美味しくなるのは本当だった!
味覚センサーで計測した結果、錫は飲み物の味を変えてくれるというのは本当のようです。注いだお茶やお酒を引き立たせ、より美味しい状態に保ってくれるのですね。
飲み物をまろやかにし、温かい物は温かいまま、冷たい物はより冷たい状態をキープしてくれる錫の酒器を使ってみてはいかがでしょうか?
錫と銅の良いとこどりな「美山銅器」のぐい吞みも、選択肢に入れていただけるとうれしいです。
味覚センサーで実証済のこだわりの器。
60年以上の蛇口製造技術を集結した美山銅器です。
- 底面にお好みのメッセージ刻印サービスを行っています。
カラーは、桜花(ピンク)、若葉(グリーン)、青空(ブルー)、琥珀(オレンジ)からお選び下さい。
- バルブ製造から始まり総業60年以上。水回り製品の製造こだわり続け、一貫した自社工場での製造を行っております。設計から製造まで水生活製作所で制作している、純日本製。お客様に少しでも安く良質なものを提供するため、広告を多用しておりません。皆様に愛用して頂き、口コミで広めて頂けましたら幸いです。
- デザイン・製造
- 水生活製作所
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