シャワーヘッドの水漏れや水の出方の不具合を解決|適合するアダプターやOリングの探し方

シャワーヘッドを取り付けたが水漏れがする。使っていたら水がの出方がおかしくなった。 そんな方は、下記の方法を一度試してみてください。

シャワーヘッドとホースの間からの水漏れ

原因1.シャワーヘッドとホースのネジサイズが合っていない

シャワーヘッドとホースのネジサイズが合っていない場合、適切なアダプターを選ぶ必要があります。

多くのシャワーヘッドにはアダプターが付属しています。 もし、捨ててしまった等でお持ちで無い方はアダプターを購入してください。

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または、以下の手順で対応するアダプターを見つけましょう。

1. ネジサイズを確認する

取扱説明書でネジサイズを確認することができます。メーカーと型番がわかれば、メーカーのホームページで調べることもできます。

上記の方法でネジのサイズがわからない場合は、以下の方法で測定します:

  • ノギス を使ってネジの外径(オスネジ)または内径(メスネジ)を測る
  • ピッチゲージ を使ってネジのピッチ(山の間隔)を測る
  • メーカーの仕様書や説明書 を確認する

💡 ワンポイント!

  • 日本製シャワーは G1/2(約20.9mm) が一般的。
  • 海外製シャワーは M22やM24 など異なる規格が多い。
  • メーカーごとに独自規格があることもあるので、説明書もチェック!

2. アダプターの種類を選ぶ

測定したネジサイズをもとに、以下のような変換アダプターを探します:

シャワーヘッド・ホースのネジ規格対応表

シャワーヘッド・ホースのネジ規格対応表

日本製のホースと海外製のシャワーヘッドを接続する場合や、その逆の場合には特に注意が必要です。

ネジサイズがわかったら、以下の表を参考にして、適合するアダプターを選んでください。

シャワーヘッドとシャワーホースのネジサイズ変換アダプター対応表

 

3. アダプター装着時の注意点

  • パッキンの有無を確認:水漏れを防ぐため、アダプターに適切なパッキン(ゴムリング)がついているかチェックしましょう。
  • しっかり締めるが、締めすぎない:工具で強く締めすぎると破損の原因になります。手締め+少し増し締め程度にしましょう。
  • 異常があればすぐに交換:水漏れやぐらつきがある場合は、適合していない可能性があるため、再確認が必要です。

原因2.パッキン(Oリング)に問題がある

シャワーヘッドとホースの間のOリング(ゴム)がキレイにはまっておらず、止水出来ていない可能性があります。 一度、取付けし直してみたり、Oリングを洗ってみたりしてください。シャワーヘッド本体を回して、シャワーホースからヘッド部分を取り外すと、Oリングが確認できます。

Oリングに傷がある場合はOリングを購入してください。Oリングが固い、ひび割れている、という場合は交換のサインです。Oリングはホームセンターなどで購入できます。もともと使用されていたOリングの大きさと同じものを購入して交換すれば解決するはずです。

適切なOリングを購入するためには、以下のポイントを確認しましょう。

1. Oリングのサイズを確認

Oリングにはさまざまなサイズがあるため、現在ついているものと同じサイズを選ぶことが重要です。以下の方法でサイズを測りましょう:

  • 内径(ID):リングの内側の直径
  • 外径(OD):リングの外側の直径
  • 太さ(線径、CS):リングの厚み

ノギス(デジタルノギスがあると便利)や定規を使って測定してください。

2. シャワーヘッドのメーカーと型番を確認

メーカーによってOリングのサイズが異なることがあるため、シャワーヘッドやホースの取扱説明書、もしくは型番を確認して、適合するOリングを調べるのも良い方法です。

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3. 汎用のOリングセットを試す

Oリング単体で購入するのが難しい場合、市販の「水栓用Oリングセット(パッキンセット)」を購入し、サイズの合うものを試してみるのも良い方法です。

4.適合するOリングが分からない場合

シャワーヘッドやホースのメーカーに問い合わせると、純正のOリングが購入できることがあります。


国内の多くのシャワーヘッドはOリング止水方式ですが、一部海外の物などはパッキンで止水している物もあります。 ご自身のホースを覗いてもらいパッキンが入っていた場合で漏れる時は、ホームセンターなどでホースのサイズに合ったパッキンを購入して、追加してみてください。

 上記の対処をしても水漏れが解消されない場合、シャワーヘッド本体の破損や変形などが考えられます。

シャワーヘッド本体からの水漏れ

シャワーヘッド本体の劣化が原因

パッキンなどを交換しても直らない場合は、シャワーヘッドの寿命と判断できそうです。内部に水垢などが溜まっている可能性もあるので、衛生面を考えても、長年使っている場合はシャワーヘッドを本体ごと交換するのがオススメです。

シャワーヘッドには手元のボタンで水流を切り替えたり、水を止めたりできる機能がついているものがあります。使用開始から数年経つと、このボタンの部分から水漏れすることがあります。このような場合は、部品を交換するよりも、シャワーヘッドごと交換してしまった方が早く簡単に解決できます。

水圧が高すぎると、シャワーヘッドが傷む原因になります。水圧に制限のあるシャワーヘッドもありますので、調圧弁(水圧を調整する物)の購入が必要になる事もあります。

故障ではない場合もある

まずは水栓を閉め、シャワーヘッドを上向きにしてみましょう。それで水が止まれば、シャワーヘッド内の残留水が原因と考えられます。

普段は水の表面張力により、シャワーヘッド内部の水が漏れることを防いでいますが、水を抜いてしまうと内部に空気が入り、残留水がシャワーヘッドの散水部分まで来て、水が滴り落ちるようになります。これはシャワーヘッドの構造上仕方のないことで、故障ではありません。

使い終わったらシャワーヘッドを振り、残留水を出し切ってください。これを行うことで、残留水が抜け、水が垂れるのを防ぐことができます。

片付けるときは、できるだけシャワーヘッドを寝かせた状態に保てる角度にしておくと、残留水が出て床が濡れるのをフすぐことができます。

水の出方がおかしい

散水板(水の出る箇所)に汚れが詰まって水流を曲げてしまっている可能性があります。 下記を参考にしてメンテナンスを行ってください。

軽い汚れの場合

柔らかい布やスポンジで汚れを水洗いして、乾いた布で拭き取ります。

ひどい汚れの場合

中性洗剤をぬるま湯でうすめて、柔らかい布で汚れを拭き取ります。汚れが落ちたら、水洗いして洗剤を落とし、乾いた布でから拭きします。 ※シャワーヘッドには樹脂部品が多く使用されているため、シンナー、アセトン、ベンジン、カビトリ剤、酸性・アルカリ性洗剤、塩素系洗剤は使わないでください。 ※金たわし、磨き粉等は外観にキズが入るおそれがありますので使わないでください。

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