肌荒れにおすすめのマイクロナノバブルシャワーヘッド｜洗顔料の洗浄成分にも注目しよう

季節が変わると肌の状態も変わってしまう敏感肌のお悩みをもつみなさま、こんにちは。

このあいだ「む、いつもと肌の調子が違う。」と肌の変化に気づき、秋がやってくることを悟りました。今回はスキンケアの中で最も大切な過程である「洗顔」について、私自身がお水について考える水栓メーカーで働きながら分かったことと、実際にコスメカウンターのお姉さんに教えてもらったことなどを踏まえて、お話していこうと思います。

【目次】

洗顔は化粧水を浸透させるための大切な過程

肌の表面には毛穴があり、その毛穴の中には汗や皮脂・角質などが付着しています。衣服に覆われた身体と違って顔は日中ずっと外気にさらされているので、汚れが溜まります。この顔に溜まった汚れを落とすことが、洗顔の一番大きな役割です。

どうして汚れを落とさなければいけないのかというと、この後の化粧水や乳液を肌の奥まで浸透させるためです。つまり、洗顔を正しく行っていなければ、どんなに高価な化粧水や乳液を使っていても、それが本領発揮しないことになってしまいます。毛穴の汚れイメージ

洗いすぎは肌トラブルの元！

ドライスキンの概念図

ほとんどの肌トラブルは、洗いすぎが原因といっても過言ではありません。

人の肌は、自動的に天然の保湿成分を分泌して、適度に保湿された状態を維持するようにできています。それにもかかわらず、化粧水などで保湿しても乾燥してしまうということは、普段から使用している洗顔料の洗浄力が強すぎて、肌に必要な保湿成分まで洗い流してしまっているというケースが考えられます。

適切な洗浄力でやさしく洗浄することができれば、肌本来の保湿成分を十分に残すことができるため、乾燥しにくくなります。すると化粧水などの保湿剤も、高額なものをいくつも買わずに済みますし、不要な成分と肌が触れる機会を減らすことができます。

また、皮脂膜の中には皮膚常在菌が存在し、皮膚の健康を保ってくれています。過剰な洗顔によりにより皮脂膜が失われると、皮膚常在菌のバランスが崩れ、肌荒れの原因になります。肌が乾燥するほか、刺激に弱い敏感肌になったり、失われた皮脂を補おうとして皮脂が過剰に分泌され、脂性肌になったりしてしまいます。

ただし、洗浄力が低下しすぎると、汚れや皮脂などが残ってしまい、かえって肌荒れする可能性があるため、洗浄力の調節は慎重に行いましょう。

洗浄成分の強さに注目しよう！洗顔料の選び方

肌を守っているのは、天然保湿因子・細胞間脂質(セラミドなど)・皮脂膜です。これらを適度に残して洗顔することが、美肌作りの基本です。そのため、洗浄力がマイルドな洗顔料を選ぶ必要があります。

洗顔料の洗浄力を説明する図

かずのすけ『オトナ女子のための美肌図鑑』より作成

市販の洗顔料は、洗浄力がかなり強めのものが多いです。おすすめは「カルボン酸系」や「アミノ酸系」の洗顔料。アミノ酸系のほうが洗浄力が弱めなので、洗浄力が高い洗顔料を使っている人や、皮脂の分泌が多い人は、まずカルボン酸系を試してみるのが良いでしょう。その後、使用感によってはアミノ酸系に移行してもOKです。

成分表示に、以下の表記があればカルボン酸系、またはアミノ酸系と判断できます。

カルボン酸系洗浄成分

ラウレス+(4・5・6のいずれかの数字)+カルボン酸Na

ラウレス+(4・5・6のいずれかの数字)+酢酸Na

アミノ酸系洗浄成分

「ラウロイル」または「ココイル」+メチルアラニン/グルタミン酸/アスパラギン酸のどれか