【目次】
サウナで「ととのう」とは?
テレビや雑誌、SNSなどでサウナが話題になってきたと同時に、よく聞くようになった「ととのう」という言葉。
サウナから水風呂に入ると、「なんだか気持ちいい」と感じますね。
それから休憩をはさむと、「ととのい」がやってくるのですが、「ととのう」とは一体どういうことなのでしょうか。
「ととのう」というのは、サウナ→水風呂→外気浴(休憩)を繰り返すことでやってくる、快感のことを指します。
サウナと水風呂の温冷刺激によって、脳内に「幸せホルモン」が分泌されます。精神を安定させる「セロトニン」、ストレスを緩和する「オキシトシン」、モルヒネと似たような作用をする物質で神経を鎮静させる「エンドルフィン」、快楽や多幸感を司る「ドーパミン」などが幸せホルモンに含まれています。
これらのホルモンが一気に分泌されることで、心は多幸感に溢れ、体は快楽状態になります。
これが「ととのう」の正体です。
これまでサウナに入ったことはあるけれど、「ととのう」ってどんな感じなのかわからない、という人は多いと思います。
しかし、体がなんとなく気持ちいいと感じたら、それはととのっている証拠です。
サウナで自律神経を整える
自律神経は、体の様々な機能をコントロールする役割を持っており、交感神経系と副交感神経系の2つから成り立っています。
・交感神経系は身体を興奮状態にし、ストレスに対処する防衛反応を促す
・副交感神経系は身体を落ち着かせ、消化や傷の修復などの基本的な機能を維持する
サウナの中と水風呂の中では、高温と低温の刺激により交感神経が優位に働きます。
その後外気浴をすると、今度はリラックスモードになり副交感神経系が優位に働きます。
この一連のセッションを繰り返すことによって、自律神経の切り替えがうまくできるようになり、自律神経のバランスが整いやすくなります。
エアコンなどの空調設備により年中快適な温度で暮らしていると、自律神経の体温調節機能が低下し、自律神経が乱れていきます。
そして自律神経が乱れてしまうと心身両方に対して悪い効果があるということです。
サウナの種類による違い:ドライサウナとミストサウナ
ドライサウナとミストサウナの違いは、温度と湿度にあります。ドライサウナは高温(約80℃〜100℃)・低湿度(約10%〜20%)で、
爽快感が強いのが特徴です。
一方のミストサウナは低温(約40℃〜60℃)・高湿度(約100%)になっており、身体を深層から温め、肌と髪に潤いをもたらします。
ドライサウナは、銭湯などでよく見られるタイプのサウナです。
ドライサウナが選ばれる大きな理由としては、「爽快感が強くリフレッシュ効果が高い」ということでしょう。
高温のドライサウナで暖まった後水風呂に入り外気に当たることを繰り返すなかで、身体が「ととのい」の状態になりやすいと言われています。
しかし、肌や髪が乾燥しやすく、呼吸が苦しく感じる場合があります。
ドライサウナのメリット
- 爽快感が強い
- 「ととのい」に達しやすい
- 血行促進効果があり疲労回復や肩こり、腰痛の緩和に役立つ
ドライサウナのデメリット
- 肌、髪への乾燥ダメージが比較的高い
- 高温かつ乾いた空気により長時間いると肌がヒリヒリする
- 乾燥により呼吸がしにくくなることがある
ミストサウナはドライサウナに比べて身体に優しく、美容面でのメリットが多いとされており、
熱や乾燥による過剰な負荷をかけずに利用できるのがメリットです。
ミストサウナはその湿度によって発汗を促し、高いデトックス作用をもたらします。
低温とはいえ、ミストサウナでも十分に身体を温めることができます。
湿度は体温に大きく影響します。湿度が上がると汗が蒸発しにくくなり、温度が体内にこもるため体温も上がります。
湿度が高いほうが体が温まりやすいのです。
ミストサウナは室内に蒸気を噴射する仕組みとなっています。
サウナの暑さに加え蒸気の力も加わり、毛穴がより開きやすくなり、古い角質や黒ずみ・汚れなどが落ちやすくなります。
ミストサウナは保湿効果も高く、肌の潤いをアップしてくれます。
室温は約40℃程度であり、体温より少し高い温度設定のため、強ばりなく肌が柔らかくなって水分が浸透しやすくなります。
周りの空気の湿度が高いため肌にうるおいを加えることができます。
しかし、爽快感は弱く「整い」には達しにくく、また湿気によりカビや菌が発生しやすいというデメリットがあります。
ミストサウナのメリット
- 息苦しさを感じづらい
- 長時間入りやすい
- 初心者や子どもでも入りやすい
- 肌や髪が乾燥しない
- お肌の汚れが落ちやすい
ミストサウナのデメリット
- 爽快感は弱く「整い」には達しにくい
- むくみ・痛み解消効果は弱い
- 多湿によりカビや菌が発生しやすい
自宅で簡単にミストサウナを楽しむ方法
サウナに行きたいけれど、なかなか時間が取れない…。
そんなときは、自宅にあるものを使って、簡単に浴室をミストサウナの状態にできます。
浴槽の蓋を使う方法
1湯船に熱めのお湯を張る
浴槽に半身浴ができる程度のお湯を張ります。お湯の温度は40℃くらいに設定します。熱いと感じたら、無理のない温度に調節しましょう。
2浴室の蓋を使って浴槽内の蒸気を閉じ込める
半身浴をしたまま、浴槽の蓋をすることで、蒸気を浴槽内に閉じ込めミストサウナの状態にします。
蓋の代わりに、100均などで断熱シートを購入して使用することもできます。
さらに傘をさして半身浴すると、より蒸気がこもりやすくなるため、短時間で汗が出てきます。
普通の傘でも良いのですが、自宅のお風呂をサウナ風にするための専門の傘も販売されています。
また、ポンチョのような形のサウナスーツを購入して、傘の代わりにすることもできます。
3水シャワーで体を冷やす
十分に湯船で体が温まったら、水のシャワーで一気に体を冷やします。浴びる時間は30秒から1分間程度で十分です。
この時、ミスト水流機能付きのシャワーヘッドをお持ちの方は、ミストモードにしてみてください。
冷たいミストが体を包み込む感覚はとても気持ちがいいですよ。
換気扇を止め、熱めのシャワーで湿度を上げる方法
1浴室の扉や窓を閉め、換気扇を止める
2シャワーの温度を熱めの設定にする
41~42℃程度が良いですが、やけどしないよう無理のない温度に調節しましょう。
3全身にシャワーをかける
熱めのシャワーをかけてしばらくすると、浴室内の湿度が上がり、ミストサウナの状態になります。
ミスト水流機能付きのシャワーヘッドをお持ちの方は、ぜひミストモードにしてください。
やわらかいミストに体が包み込まれる感覚がして、とても気持ちがいいですよ。
4水シャワーで体を冷やす
十分に体が温まったら、水のシャワーで一気に体を冷やします。浴びる時間は30秒から1分間程度で十分です。
この時も、ミストモードを使うと、冷たいミストが体を包み込む感じがして気持ちがいいです。
自宅でサウナをするときの注意点
サウナに入る時間は、「何分」と基準を設けず、無理せず自分で判断しましょう。
手の甲など、体の末端に汗が出てくるのを目安とするのも良いです。
ただし、30分以上など長時間の入浴はしないようにしましょう。ミストサウナは息苦しさが少ないため、入浴時間が長くなりがちです。
アラームをセットしておくなどして、時間の管理をしておくと安心です。
ミストサウナを楽しんだ後は、窓を開けたり、換気扇をつけたりして、浴室内を十分に乾燥させましょう。
湿気が多いと、カビや雑菌が繁殖しやすくなるため、しっかり乾燥させる必要があります。
サウナに入る前の準備
- 水分、塩分の補給をする。
- 満腹時や空腹時は避ける。
- アルコールを摂取しない。
- 髪や体を先に洗う。皮膚の表面の汚れを落としておいたほうが、汗をかきやすく、毛穴の汚れも落ちやすい。
MIZSEIのミスト水流機能付きナノバブルシャワーヘッド
自宅でミストサウナをするときは、ミスト水流機能のついたシャワーヘッドがあると、よりサウナを楽しむことができます。
水生活製作所でも、ミスト水流モードの付いたシャワーヘッドを製造しています。
さらに、マイクロナノバブルを発生させる機能付き!ぜひ使ってみてください。
老舗水栓メーカーが培ってきた技術をあつめて開発した、高品質のシャワーヘッドです。
浄水機能も付いた「バブリージョワー2.0」
体にやさしい除塩素方法
ろ過フィルターの素材に繊維状活性炭とヤシガラ活性炭を使用。
2種類の活性炭を活かした「膜ろ過方式カートリッジ」でお肌や髪を守ると同時に、水の汚れや臭いなどもしっかり取除きます。
通常、膜ろ過方式の場合では水の勢いが低下し、マイクロナノバブルが発生しにくくなりますが、
新開発のカートリッジは、除塩素しながらも水の勢いを極力低下させない仕組みを採用しています。
水道水と除塩素水を切替えることができるので、掃除のときは水道水を使うなどして、ろ過カートリッジを節約できます。
業界トップクラスのマイクロナノバブル発生量
シャワー水流とミスト水流を切り替えることができます。
シャワー水流ではお湯1㏄の中に約1億個、ミスト水流ではお湯1㏄の中に約1.7億個ものマイクロナノバブルが発生します。
マイクロナノバブルに特化した「バブリーミスティ2.0」
豊富なマイクロナノバブルを含んだ水流
シャワー水流とミスト水流の切り替え機能付き。大きめのシャワーヘッドは広範囲にシャワーが可能で、贅沢な使い心地です。
シャワー水流ではお湯1㏄の中に約9,300万個、ミスト水流ではお湯1㏄の中に約1.5億個ものマイクロナノバブルが発生します。
お財布にも優しい!
価格は1万円前後と、ナノバブルシャワーの中では比較的購入しやすい価格帯です。
また、ストップボタン付きタイプならワンプッシュで簡単に水流をストップできます。
水を止めたいときに、いちいち蛇口を止める手間が面倒だと感じる方は多いです。シャワーの持ち手に止水ボタンがついているこの製品なら、
シャワーヘッドを持ったついでに一時的に水に止めることができるので、結構な節水に繋がります。
※ストップボタン付きのタイプと、ストップボタン無しのタイプがあります。
公式通販サイト
製品について詳しい説明をご覧になりたい方は、公式通販サイトをご利用ください。
メーカー直販のMIZSEI SHOPなら、アフターフォローも充実。お得なキャンペーンも随時行っております。
商品レビュー機能として実際にご使用したお客様からのお声を掲載しておりますので、ぜひ覗いてみてください。
お問い合わせ
弊社は弊社は岐阜県山県市にある水栓メーカーです。 商品のことや、その他気になることがあればお気軽にご連絡ください。
株式会社水生活製作所 開発部 お問合せ窓口
電話番号:0581-23-0570(平日9:00~17:00) メールアドレス:information@mizsei.co.jp
参考文献
- 『サウナ語辞典:サウナにまつわる言葉をイラストと豆知識で「ととのった~!」と読み解く』草彅 洋平,AMAMI 誠文堂新光社 2023
- 『ちょっとサウナ行ってきます』岩田リョウコ いろは出版 2022
※本ページは上記ページ等を参考に作成したページです。健康効果等について必ず効果がある事を保証するものではありません。