私たちは、日常生活の中で特に意識せずとも水分補給をしています。例えば、食事中に摂取したり、休憩中にお茶を飲んだりしますよね。しかし、子どもや高齢者では、水分摂取量が無意識に減っていることがあります。「脱水症弱者」と呼ばれる子どもや高齢者には、意識して水分補給を行ってもらう必要があります。
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一般成人の水分補給は、喉が渇いたらすぐに
体の中の水分量が減ると、喉が渇く感覚がするので、自分で意識して水分補給することが可能です。健康な成人の場合は、喉が渇きそうになったら、あるいは喉が渇いたらすぐに行えば大丈夫です。
子どもの水分補給は、早めに行う
小児の体には、常に体重の8割近くの水分が必要です。さらに、次のような特徴から、多くの水分摂取が必要になります。
①汗をかく機能が未熟
汗腺の発達が未熟だと、暑いとすぐに汗をかき始めたり、体の水分が減ってきたときに汗をとめるタイミングが遅れたりします。そのため、体の水分が減りやすいです。
②腎臓の機能が未熟
成人では1日に200リットルくらいの尿がつくられ、そのうちの199リットルは再吸収されます。腎臓の機能が未熟な子どもは、尿の再吸収が十分にできず、水分が体外へ失われてしまいます。
③成長過程で水分を大量消費している
成長期の子どもは、エネルギー代謝の過程で水分をたくさん消費します。
④自分の意志で水分補給できない
子どもの水分補給は、親の裁量に委ねられるため、水分補給のタイミングが遅れる場合があります。また、遊びなどに夢中で、水分補給を忘れてしまうこともあります。
⑤成人よりも不感蒸泄量が多い
皮膚や呼気から排出されている水分は、意識できません。このように、意識していないのに排出されている水分のことを「不感蒸泄」といいます。子どもは体重あたりの不感蒸泄量が成人より多いため、水分不足に陥りやすいです。
子どもへの水分補給のポイント
子どもの1日当たりの必要水分量は、以下を目安にしてください。
- 新生児:1kg(体重)あたり約50〜120ml
- 乳児:1kgあたり約120〜150ml
- 幼児:1kgあたり約90〜100ml
- 学童:1kgあたり約60〜80ml
子どもに水分摂取をさせるには、保護者や介助者がうまく指導する必要があります。
①常に水分摂取ができる環境にしておく⇒水筒や給水機がそばにあると良い。
②飲みたいときに飲ませる⇒時間を決めずに、いつでも飲んでよいと許可を出しておく。
③好きな量を飲ませる⇒同年齢でも成長差があるため、適量は身をもって覚えさせる。飲みすぎておなかを壊したり、尿が近くなったりすることで学習する。
④飲料の種類だけは、保護者や介助者が選ぶ⇒塩分や糖分が多い飲み物は避けるよう指導する。
米国疾病予防センターから、子どもの(特に学校生活での)水分補給のメリットして、次の4つがあげられています。
①水分補給により、児童の思考能力を向上させる
②体を機能させるためには適切な水分補給が必要である
③飲水行動は虫歯を予防する
④甘い飲み物を飲む代わりに水を飲むことで、肥満や慢性疾患の予防になる
高齢者は水分調節機能が衰えている
成人の体の水分量は体重の60%ですが、高齢者になると50%にまで減少します。これは、体の中でも特に水分量が多い臓器である、筋肉が減ってしまうからです。さらに次のような特徴から、水分摂取がうまくできない傾向があります。
①口渇感が鈍化する
加齢に伴い、体内の水分量が減っても喉の渇きを感じない、という現象が起きるようになります。これは、脳の口喝中枢の働きが鈍くなるためです。そのため、水分摂取のタイミングが遅れがちになります。
②腎機能が低下する
腎臓の機能が低下すると、尿を濃縮することが難しくなります。そのため、体の中の水分が減ったのに、水分が多い薄い尿が出続けることがあります。したがって、脱水症になりやすくなります。
③食事量が減少する
加齢に伴い歯が弱くなる、胃腸の機能低下による食欲減退といった理由から、食事量が減少します。そのため、食事から摂取する水分量も少なくなります。
④尿意が近くなるので水分摂取を控える
泌尿器科系の疾患や冷えに弱くなり、尿意が近くなるために、水分の摂取を控える傾向にあります。また、おむつを使用している場合には、交換の負担を減らすために、水分摂取を控えてしまうこともあります。
⑤暑さに鈍感になる
皮膚には暑さを感じる温感受容器と、寒さを感じる冷感受容器があります。加齢に伴い、温感受容器が減っていき、最終的には冷感受容器だけが残ります。このため、気温や室温が上がっても感じにくくなり、水分摂取のタイミングが遅れがちになります。
高齢者の水分補給のポイント
高齢者に必要な1日の水分量はおよそ2,500mlです。水分は食事からも摂れるため、飲む量としては約1,000~1,500mlとなり、コップ約7杯分が目安です。
①薬を飲むように、時間を決めて水分摂取をする。1回の量と回数を決めて飲むようにする。
②1回の水分補給の量は少なくてもよいので、回数を多くとる。
まとめ
成人は喉が渇く前、あるいは喉が渇いたらすぐに水分摂取。
子どもは、自由にいつでも水分摂取できる環境にしておく。
高齢者は、時間を決めて水分摂取する。
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参考
谷口英喜『いのちを守る水分補給』株式会社評言社 2023年
藤田紘一郎『水の健康学』新潮社 2004年
高齢者に必要な1日の水分摂取量とは?水分補給のコツと注意点 – ネスレ ヘルスサイエンス nestle.jp)
子供に必要な1日の水分量は? おすすめ飲み物&適切な補給法も | 子供とお出かけ情報「いこーよ」 (iko-yo.net)