こんにちは。水栓バルブメーカーのMIZSEIです。 ガーデニング用水栓や浄水器、シャワーヘッドなど水回りの製品を自社製造しています。
「水生活製作所」なんて変わった名前で、おそらく聞いたことのない人のほうが多いかと思います。 今回はせっかくこのページにきていただいたので、水生活製作所(MIZSEI)製品が生まれる町についてお話させてください。
水栓バルブ発祥の地「美山町」
起源は、金属加工を学んだ方が戦時中に故郷である山県市美山地域に水栓バルブの製造工場を立ち上げたことに始まります。
それまで養蚕や手すき紙が産業の中心でしたが、加工技術が継承され地域に広がり、水栓バルブ製造が地場産業として根付き、戦後復興景気や高度経済成長のなか事業が大きく発展していき、「水栓バルブ発祥の地」と言われるようになりました。今では、水栓バルブ製品の製造品出荷額は全国の約4割を占め、全国シェアナンバー1となっています。
山県市が作成したアニメーション
岐阜県の山県市にMIZSEIの本社はあります。山県市は、平成15年に、高富町、伊自良村、美山町の3町村が合併して誕生しており、旧高富町にMIZSEIの本社、旧美山町にMIZSEIの工場があります。 工場付近には美しい武儀川が流れ、緑ゆたかな山々に囲まれた場所で製品が作られています。
山県市は水栓バルブの製造が全国有数のシェアを誇ります。日本一の産業集積地として「水栓バルブ発祥の地」とかかれた看板が道沿いにたてられています。
全国の水栓バルブ製品出荷額に占める岐阜県のシェアは約40%と全国NO1です。バルブ産業が集積する町として、山県市には約100社の水栓バルブ製造関連企業があり、日本の水文化を支えてきました。
工場には、「鋳造工場」「加工工場」「めっき工場」「樹脂工場」「組立工場」があり、それぞれにMIZSEIの職人さんが配属されています。
このうちの「めっき」という工程がMIZSEIの原点です。当時は「早川バルブ工業所」という名前でした。めっきとは、鋳造で作られた青銅部品に塗装のようなものを施す工程です。主に銀色のニッケルクロムメッキとよばれるもので、青銅から鉛などの有害物質が水に溶出するのを防ぎます。また、その表面を美しく保つはたらきもあります。
MIZSEI製品の中にはめっきが施されていない青銅部品もありますが、もちろんそれは鉛除去処理をしているのでご安心くださいね。
その後、めっき事業から「加工」「鋳造」と手を広げ、今では水栓を製造する全ての工程を自社で行えるようになりました。
一般的な横水栓、配管部材だけでなく、よりみなさんの生活に身近な製品を製造するようになり、2012年には「早川バルブ」という名を改め「水生活製作所」として新たにスタートしました。
水は生活の中で欠かせないものです。水と共に生きる私たちだからこそ、水との付き合い方を考えることでより豊かな生活が生まれるのだと思います。 枠に捕らわれることのない広い視点で、水まわりの製品を生み出しています。
山県市はMIZSEI従業員の故郷です
MIZSEIの従業員は、主に山県市と岐阜市に住む人たちです。岐阜市に住居を構えながらも、1日の約1/3を山県市で過ごしている従業員にとって、山県市は第二の故郷のようなものだと思います。 美山町があったからMIZSEIの製品がこうして生まれるようになったのですから。これからも山県市を大切に、誇りにして励んでいきます。 MIZSEIの製品の一部が、山県市のふるさと納税返礼品としてお求め頂くことができます。
さとふる・ふるなび・ANAのふるさと納税・ふるさとプレミアム・G-callふるさと納税等からもご購入いただけます