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私は老舗水栓メーカー開発部の一社員です。水栓バルブ発祥の地岐阜県山県市で、日々「水と私たちの暮らし」をより良くすべく、お客さまからの直接頂くお声を、いかに商品開発が出来るかを考えております。
このページでは「金属アレルギーの方に知ってほしい入浴ケア」として、私たちに御力添え出来る事をお話したいと思います。
金属アレルギーとは
金属に直接触れたり、金属が体内に吸収されることで皮膚にかゆみや湿疹を起こすことを金属アレルギーと呼びます。
金属アレルギーには2種類あります。ひとつは、「局所性金属アレルギー」です。アクセサリーや時計などを付けることによって、赤くかぶれる人がいます。これは、汗で溶けだしてイオン化した金属が、体内に入ることによって起きる、アレルギー性接触皮膚炎です。
ふたつめは、食べ物や飲み物に含まれる金属、さらには歯科治療等医療で使われた金属が溶けだして血液中を巡ったりした結果、アレルギー反応を起こす「全身性金属アレルギー」です。
金属アレルギーを起こしやすい金属として、クロム、ニッケル、コバルトなどが知られています。特にニッケルは溶け出しやすく、アクセサリーなどのメッキの下地に使われるため、メッキがはがれるとかぶれてしまう場合があります。
案外軽視されている水道水
案外軽視されているのが水道水です。じつは、水道水にも金属が含まれている可能性があります。
水道水には、古くなった配管から鉄などの金属が溶出している可能性があります。日本の水道水は軟水、つまり酸性に傾いた水であるため、水道管を溶かしやすいと言われています。飲用水として経口的に吸収されるのはもちろん、毎日の入浴やシャワーからも少量ずつ体に吸収されている恐れがあります。
参考:水道管の汚れにビックリ!手放せなくなる浄水シャワーヘッド | MIZSEI 水生活製作所
水道をしばらく使っていなかった場合は、水道管内に鉄さびなどのごみが溜まっている可能性があります。朝起きた時などは、5分程度水を流してから、洗顔や飲用などに使用したほうが良いと話す皮膚科医もいるようです。
また、水道水の消毒のために使用されている塩素は、肌のたんぱく質を酸化させ、バリア機能を低下させてしまいます。バリア機能が低下した肌では、アレルギーの原因物質などが侵入しやすくなるため、炎症が起きやすくなってしまいます。
シャワー用浄水器の存在を知ってほしい
あまり知られていませんが、お風呂用の浄水器も世の中には存在します。浄水シャワーと検索するとヒットしやすいです。ただし1点注意した方が良い事があります。
それは何をろ材としているかです。一般的には塩素を除去する機能だけがついているシャワーヘッドの事を、浄水シャワーと呼ぶことが多いです。よってろ材の中には亜硫酸カルシウムやビタミンCなど、薬剤で塩素という物質を中和させるものも存在します。こういったものは、塩素は無害化しても、水をろ過して水そのものをキレイにするわけではなりませんので、水道管の鉄さびなどは取り除かれることなくそのまま出てきてしまいます。
今このページをご覧くださっている方は金属アレルギーでお悩みだと思いますので、鉄さびなどの金属を除去できるシャワーヘッドが適していると思われます。その場合は、膜ろ過方式と言って、活性炭や不織布をろ材とした水をろ過して水そのものをキレイにするタイプをオススメします。
金属アレルギーの方にもオススメ!水生活製作所の浄水シャワー
金属アレルギーですと、水疱が出来ていたり、赤くなっていたりと肌がデリケートな事もあるでしょう。
お肌が敏感な方には、アレルギーの原因となっているかもしれない鉄さび等を取り除き、肌への負担を最小限にしつつも汚れをしっかりと摂り除くシャワーヘッドがオススメです。水生活製作所の「バブリージョワー2.0」なら、膜ろ過方式による浄水、ナノバブル発生装置、ミスト水流の機能がついています。
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<参考文献>
東京堂出版 『Dr.菊池の金属アレルギー診察室』 菊池新著