保湿ケアというと、保湿力の高い化粧水や乳液などを使うのが良いと思われるかもしれません。しかし、ほんとうに見直すべきなのは、保湿剤よりもシャワーヘッドと洗顔料です。
人の肌は、自動的に天然の保湿成分を分泌して、適度に保湿された状態を維持するようにできています。それにもかかわらず、化粧水などで保湿しても乾燥してしまうということは、普段から使用している洗顔料の洗浄力が強すぎて、肌に必要な保湿成分まで洗い流してしまっているというケースが考えられます。
また、水道水に含まれる残留塩素は、髪や皮膚のタンパク質を傷つけるため、これを除去できる浄水シャワーヘッドがおすすめです。
【目次】
化粧水は「角質層」より奥には浸透できない
角質層は肌の一番外側にあり、厚さは約0.01~0.03mmで、サランラップ1枚分程度です。
角質層は肌のバリア機能を司る部分です。医薬品ではない化粧品でこのバリアを突破することは難しく、また軽々しくそれを行うと副作用が起こる可能性があります。そのため、基礎化粧品の成分や水分は、肌表面に存在する角質層までしか届きません。
水分や保湿成分のセラミドなどは、角質層に補給するだけで効果があります。ビタミンCなどの抗酸化成分も、肌表面の酸化を防ぐための物なので、角質層に届けば効果があります。
しかし、世に出回っている細胞活性成分などの美容成分には、角質層のもっと奥にある「基底層」や「真皮」に届かないと効果が得られないものが多くあります。そのため、さまざまな効能を謳った高額な化粧水が、実はただの水分補給しかできなかった、なんてことも起こり得ます。
洗顔後のケアは、基本的にはセラミド入りの保湿剤(化粧水やオールインワンのジェルなど)を1種類塗るだけで十分です。肌が乾燥しやすい人は、クリームや乳液を重ねて乾燥を防ぎましょう。
保湿をしたければシャワーヘッドと洗顔料を見直すべき
保湿ケアというと、保湿力の高い化粧水や乳液などを使うのが良いと思われるかもしれません。しかし、ほんとうに見直すべきなのは、保湿剤よりもシャワーヘッドと洗顔料です。
人の肌は、自動的に天然の保湿成分を分泌して、適度に保湿された状態を維持するようにできています。それにもかかわらず、化粧水などで保湿しても乾燥してしまうということは、普段から使用している洗顔料の洗浄力が強すぎて、肌に必要な保湿成分まで洗い流してしまっているというケースが考えられます。
適切な洗浄力でやさしく洗浄することができれば、肌本来の保湿成分を十分に残すことができるため、乾燥しにくくなります。すると化粧水などの保湿剤も、高額なものをいくつも買わずに済みますし、不要な成分と肌が触れる機会を減らすことができます。
ただし、洗浄力が低下しすぎると、汚れや皮脂などが残ってしまい、かえって肌荒れする可能性があるため、洗浄力の調節は慎重に行いましょう。おすすめの洗顔料は、洗浄力がマイルドな「カルボン酸系」や「アミノ酸系」の洗浄成分のがメインの物です。まずは、今まで使っていた洗顔料と1日おきに交代で使って、体を慣らしていきましょう。
成分表示の欄に以下のような言葉があるかどうかで、おおむね判別することができます。洗浄力の強さは、カルボン酸系>アミノ酸系です。
カルボン酸系洗浄成分の見分け方
- ラウレス+(4・5・6のいずれかの数字)+カルボン酸Na
- ラウレス+(4・5・6のいずれかの数字)+酢酸Na
アミノ酸系洗浄成分見分け方
- 「ラウロイル」または「ココイル」+メチルアラニン/グルタミン酸/アスパラギン酸のどれか
また、水道水に含まれる残留塩素にも注意が必要です。水道水には、消毒のために塩素が注入されていますが、この塩素が皮膚や髪のキューティクルに含まれるタンパク質を傷付けてしまいます。プールに入ったあと髪がギシギシしたり、肌が痒くなったりするのは、塩素によって髪や皮膚がダメージを受けているからなんです。
そのため、顔や体を洗うときは、塩素を除去する浄水シャワーを使用することをおすすめします。
(参考)塩素が髪のタンパク質を溶かす様子
これはかなり度が過ぎた実験です。人毛100%をキッチンハイターに浸けてみました。 あえてやりすぎた方法で実験することで、髪の毛への影響を肉眼でみることができると考えたからです。
ハイターには次亜塩素酸ナトリウムのみならず、タンパク質を溶かす性質をもつ水酸化ナトリウムも入っています。なので一丸に次亜塩素酸ナトリウムが濃いと以下のように髪の毛にダメージが起こるとは断定できませんが、水酸化ナトリウムもpH(ピーエッチ)の調整をするためのアルカリ剤として浄水場で水処理のために使われる薬剤ではあります。
人毛がハイターによって溶けていく様子を観察しました。じわりじわりと髪の毛から小さな気泡と共に髪の毛の色素が溶けだしていきました。また、30分経過後位から、髪の毛がちぎれ溶け出し、60分経過後には写真で比較して分かる通り、髪の毛の長さと量に違いが出ました。
もちろん水道水はハイター程強いものではありませんが、この様子を見ながら髪の毛がパサパサになったり枝毛ができたりする過程が分かった気がしました。
もう1つ、行き過ぎた実験をしました。それは見た目のみではなく実際に髪の毛にどれほどのダメージが出るのかを数値で比較したかったからです。
人毛100%をキッチンハイターに、もう一部を除塩素シャワーに通した水に1時間つけ置き、各々の人毛1本の状態でどれだけの負荷まで耐えることが出来るかを測定しました。下の写真では分かりにくいかもしれませんが、それぞれ1本の髪の毛でひも付き紙袋を持ち上げ、何グラムで髪の毛が切れてしまうかという方法で行測定してみました。
結果は以下の通りでした。
キッチンハイターに浸けた髪の毛は90gで切れてしまったのに比べ、除塩素に浸けた髪の毛は140gまで持ちこたえました。 水道水に含まれる程度では当然もっと影響は少ないですが、残留塩素の影響についてはなんとなくイメージしてもらえたらと思います。
化粧水よりもオススメの塩素除去シャワーヘッドとは!?
MIZSEI(水生活製作所)の塩素除去シャワーヘッドは、 亜硫酸カルシウムやビタミンCではなく、活性炭(ヤシガラ活性炭+繊維状活性炭)に不織布を巻いたフィルターなので、塩素を化学的にも物理的にも除去します。また鉄さびや水道水中の汚れも除去します。
さらに、ランディングコストのパフォーマンスが良いので、経済的に仕上がっています。 フィルターは1人さまのご使用(26分程度のご使用)で1年交換。フィルターの金額で割ると、月々300円程度でキレイな水を浴びる事ができます。 塩素除去シャワーヘッドを購入する時は、ランディングコストはもちろん、浄水器協会に加盟している製造会社かどうか、またアトピー協会などどこかの推薦品かどうかもチェックすると良いでしょう。
ご購入・ご質問はコチラから
<お問い合わせ先>
株式会社水生活製作所 開発部内 お問い合わせ窓口
TEL:0581-23-4132