アトピーの社員が直伝する入浴方法｜マイクロナノバブルシャワーのミスト水流が効果的

アトピー性皮膚炎肌かゆみ

このページをご覧いただき有難うございます。
私は幼い頃からアトピーと付き合ってきた老舗水栓メーカー開発部の一社員です。水栓バルブ発祥の地岐阜県山県市で、日々「水と私たちの暮らし」をより良くすべく、お客さまからの直接頂くお声を、いかに商品開発が出来るかを考えております。

さておき、このページをご覧下さる方々のほとんどはご自身あるいはご家族さまがアトピーでお悩みのことと思います。そして既に多くの情報を収集し、既に様々な事を試していらっしゃった事と思います。私も幼い頃からアトピーと付き合ってきました。複数の皮膚科医と出会い、様々な文献やWEBページを読みあさり、色々な事を試してきました。自己流が正しかったのかどうかは分かりませんが、今はほとんどアトピーと分からない程までの状態にもってくることが出来ました。

このページでは私が取り組んだ「アトピーっこの入浴ケア」の観点からお話したいと思います。
アトピーっこにとって、お風呂はイヤでもあり、良くもあると思います。肌に何ら問題のない人からすると理解しがたいでしょう。アトピーっこにとってお風呂がイヤな理由は患部が滲みるからです。そして良くもある理由は一時的ではありますが乾燥して突っ張っていた肌が濡れる事で動きやすくなり開放感があるからです。

アトピーのMIZSEI社員が直伝する、肌に優しい入浴方法

ボディソープはよく泡立て、素手で洗おう

石鹸を泡立てて洗う

アトピーっこの皮膚はとても傷つきやすくなっています。タオルやスポンジでゴシゴシ洗うと、皮膚が傷ついてしまうので、素手でゆっくりと優しくなでるように洗いましょう。洗う事が刺激にならないように気を配ることが大切です。そして石鹸は十分に泡立てて洗いましょう。その方が汚れが落ちやすくなります。
ポイント①：肌への刺激を意識する

洗い残しは禁物

滲みるのがイヤで患部を洗う事を避ける方もいらっしゃいますが、しっかりと洗うようにしましょう。皮脂などの汚れや、ボディソープなどの洗浄剤が残ると、肌トラブルの原因となります。

ポイント②：汚れをしっかり落とす

アトピーさんに石鹸は肌負担が大きいかも？

石鹸の洗浄力はかなり高く、アトピーや敏感肌の人には合わない可能性があります。今まで使っていても大丈夫だった人は、そのまま使い続けても問題ありませんが、洗浄力が弱めの物に変えたい場合は、「カルボン酸系」や「アミノ酸系」の洗浄成分がメインのものをおすすめします。

成分表示に以下のような言葉が記載されているかどうかで、おおむね判別することができます。

カルボン酸系洗浄成分

ラウレス+(4・5・6のいずれかの数字)+カルボン酸Na

ラウレス+(4・5・6のいずれかの数字)+酢酸Na

アミノ酸系洗浄成分

「ラウロイル」または「ココイル」+メチルアラニン/グルタミン酸/アスパラギン酸のどれか

熱いお湯ではなくぬるま湯で

熱いお湯をかゆかった部分にかけると、すごく気持ちが良いですよね！そのお気持ちすごく分かります。
ただお湯が熱すぎると、皮膚への刺激が強くなったり皮脂が過剰に失われ乾燥しやすくなります。ですので少し物足りないでしょうが、肌に刺激が少ないぬるい位のお湯がオススメです。
ポイント③：熱すぎない湯加減

乾燥する前に保湿剤を塗る

保湿ローション

入浴直後は肌はしっとりと潤っていますが、身体が温まっているので、放っておくと水分がどんどん蒸発し、皮膚が乾燥しやすくなります。アトピー性皮膚炎は、乾燥しやすい季節や湿度の低い地域で発症が増えます。肌の乾燥を防ぐため、すぐに保湿剤を塗ると良いでしょう。
ポイント④：肌の保水量を意識する

アトピーさんは「セラミド」の積極的な補充を！

セラミドとは、人間の皮膚の角層を構成する天然の脂質成分で、水分が蒸発するのを防ぎ、肌のバリア機能を司っています。アトピーや敏感肌の人は、生まれつきセラミドの量が少ないというデータがあり、外から積極的に補う必要があります。

セラミドには動物や植物由来の物、化学的に合成されたものなどたくさんの種類がありますが、おススメなのは「ヒト型セラミド」と呼ばれるものです。成分名としては「セラミド1」「セラミドEOP」のように、「セラミド+数字またはアルファベット」で記載されています。高価な成分ですが、微量の配合でも十分な効果が期待でき、肌への刺激にならないため、アトピーケアに非常に有効な成分です。

主要なセラミド（保湿成分）

ヒト型セラミド