NSFって何？NSF認証の浄水器は何がすごいの？

NSFという言葉をご存じでしょうか？

NSFとは、National Sanitation Foundationの略で、米国にある国際認証機関の名称です。

「NSFという表記を見たことがあるけれど何のことかわからない」「NSFって何がすごいのか知りたい」
そんな方にご覧頂きたいページです。

NSFって何？

NSFは、公衆衛生・安全・環境の向上を目的に米国にて設立された非営利の第三者認証機関で、
その歴史は1944年からはじまりました。
食品などに接する材料の安全性の規格作成、規格に対する評価・認証を行っており、食の安全・水の安全・屋内空気環境の分野において、
世界保健機関（WHO）の北米のコラボレーションセンターとなっています。
また、厚生労働省の外国公的検査機関にも登録されています。

そして、1968年にはアメリカ環境保護庁の依頼によって、浄水器の「性能・安全性」の基準や試験を設けた
認証実施が始まり、世界の浄水器の国際基準として活用されるようになりました。

NSFってどんなことするの？

飲料水や食品機器において公衆衛生や安全性の基準を満たすものに対し、NSF認証を行っていますが、
NSF認証を取得するには、

1. 製品に使用されている材料やパーツをリストアップする
2. パーツリストに基づき、サプライチェーンを遡る
3. 使用している材料に合ったテスト方法で検査
4. 実際の試験結果をもとに評価する

といった各項目をクリアする必要があります。

 

NSFの認証を受けるためには、製品をつくるために必要なパーツリストだけではなく、パーツの材料や表面比率など、さまざまな情報が必要です。
そのため、製品に関わる全てのサプライチェーン(原材料から製品ができるまでの流れ)を遡らなければなりません。
全てのパーツリストが揃ったら、製品カテゴリーに合った手順や試験方法で浸出試験を実施。
測定結果にパーツの表面積比率の係数をかけ、評価する数値を求めます。
そしてこの結果基準に合格していればNSF認証が受けられます。

NSFって何がすごいの？

NSF認証は、有効期限は定めておらず取得後、年１回の定期検査に合格しないと継続できません。
取得よりも維持が難しいといわれており、認証を継続できない企業も少なくありません。

またその基準は厳しく、日本の浄水器協会と比較しても多くの項目と高い数値が設けられています。

以下はそのほんの一部です。