※この記事は「シャワー付きシングルレバー混合水栓(台付)」について記載しています。
シャワー無しのシングルレバー混合水栓をご使用の方は、こちら へ。
賃貸にお住まいの方は浄水器や食器洗い機の取付けを断念している方が多いのではないでしょうか。
今回は「シャワー付シングルレバー混合水栓」が付いている賃貸にお住まいの方へ、取付方法と必要な部品などについてご紹介します。
1.必要な「分岐水栓」の規格を調べる
「分岐水栓」とは、現在使用している水栓から食器洗い機へ水を分配してくれる部品です。水栓を分割し(実はもともと分割されているので工具などで離します)その間に挟み込んで使用します。
もともと使用している水栓によって、適合する分岐水栓の規格がバラバラなので、水栓の製品番号をしっかりメモして、それに適合した分岐水栓を探すことが必要です。
- 使用している水栓のメーカー
- 使用している水栓の製品番号(わからなければ水栓の形状。今回は「シングルレバー混合栓」)
2.「分岐水栓」の種類を選びます
先ほどお話した分岐水栓の「規格」とは別に「種類」を選びます。これは、最終的に取り付けたい機器が浄水器なのか食洗機なのか、またその浄水器の種類によって適したものを選びます。
▽食器洗い機を取付けたい場合
【レバー式分岐付きシングルレバー分岐セット13】が適しています。
ただし、食洗機のネジ径がメーカーによって異なるため、アダプターが必要な場合やそもそも取付けができないことがあります。MIZSEIの分岐セットのネジ径は「G1/2」ですので、同じネジを使用した食洗機かどうかを調べる必要があります。
▽浄水器本体に吐水口が付いた浄水器を取付けたい場合
【レバー式分岐付きシングルレバー分岐セット】を選びます。
浄水器本体の吐水口が付いている場合には、分岐栓から浄水器へ1本のホースでつなぎます。
浄水器のホースの太さがメーカーによって異なるため、ホースの太さを確認する必要があります。MIZSEIの分岐セットに適合したホースの太さは「6×10タイプ」または「8×12タイプ」です。
▽浄水器本体に吐水口が付いていない浄水器を取付けたい場合
【吐水口付シングルレバー分岐セット】を選びます。
浄水器に吐水口が無いため浄水器に送った水を再度水栓側に戻すために、2本のホースでつなぎます。
浄水器のホースの太さがメーカーによって異なるため、ホースの太さを確認する必要があります。MIZSEIの分岐セットに適合したホースの太さは「6×10タイプ」または「8×12タイプ」です。
さらに、吐水位置が自由に決められる「フレキパイプ型」のものもありますのでこれはお好みで選びましょう。
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3.「分岐水栓」を取付けます
分岐水栓を購入すると説明書が付いてきますので、それを参考にして取付けを行います。
大切なことは【元栓を閉めること】です。元栓はシンク下に付いていることが多く、ハンドルになっているので、これを締めます。
賃貸の場合には、元栓やパイプが薄い板で覆われている場合があります。
【おおまかな取付け手順】
- 元栓を締める。
- ハンドルカバーを外す。
- ハンドル内部を外す。
- 水栓の上部分のカバーを外す。
- 分岐水栓を乗せる。
- 戻す。
【必要な工具】
- ドライバー (細いのから太いものまで)
- モンキーレンチ
- 六角レンチ
- プライヤー
- 軍手
- 雑巾
- バケツ
ナットを締めるときに工具で行わないと水漏れの原因になることがありますので用意しておきましょう。
ご注意
- 復旧は可能ですが、施工の際には大家さん及び管理会社に説明し確認をしてください。
- 自分で施工するのが不安な方は専門業者にご依頼ください。
最後に
取付けは初心者でも可能ですが、賃貸だと「傷がつかないように」「元に戻せるように」注意しなければいけません。作業に慣れている方に頼って、ケガのないようにしてくださいね。
ちなみに、分岐水栓の取付け工事は、場所や業者にもよりますが5,000~10,000くらいです。ひとくちに「分岐水栓の取付け」といっても水栓の種類によって難易度が異なるので、業者さんに依頼する際には必ず「シングルレバー水栓に分岐水栓を取付けたい。」と伝えるといいと思います。
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