日本の水道水は一般的に安全で、赤ちゃんの入浴にも適しています。ただし、赤ちゃんを水道水で入浴させるときには、いくつかのポイントに注意する必要があります。
赤ちゃんが敏感肌な理由
赤ちゃんの肌には、以下のような特徴があります。
- 皮膚が薄く、バリア機能が未熟
- 水分が少ないため乾燥しやすい
- 皮脂量が少なく、肌のバリア機能が低い
- 中性に近い皮膚なので雑菌が増えやすい
- 汗腺が大人と同じ数あるため、汗がたまりやすい
赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の5分の1しかないと言われています。そのため肌のバリア機能が未熟です。
さらに、乳児、特に生まれたての赤ちゃんは、自分で皮脂を出すホルモンを作ることができません。
新生児期(生後0~28日目)~生後2カ月ごろまでは、お母さんのホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んになるため、頭や顔が脂っぽくなり、新生児痤瘡(しんせいじざそう)や脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)が起こりやすい時期です。
ところが生後3カ月を過ぎると、お母さんのホルモンの影響が無くなるため、急激に皮脂の分泌量が減ります。生後3ヵ月から思春期にかけての期間は、皮脂の分泌量が生涯でもっとも少なくなるといわれています。この時期は皮脂だけでなく、皮膚を保湿するアミノ酸やセラミドも少ないため、水分の保持量が少なく、保湿機能やバリア機能が弱まっている状態です。
ヒトの皮膚は、皮脂を分泌することによって弱酸性のphを保っており、雑菌が繁殖しにくい環境を作っています。ところが、皮脂の分泌が少ない赤ちゃんの場合は、皮膚のphが中性に近くなるため、雑菌が繁殖しやすいです。
汗を分泌する汗腺は、赤ちゃんも大人もほぼ同じです。大人より体の小さい赤ちゃんは、皮膚の面積に対する汗腺の密度が高いため、汗がたまりやすいという特徴もあります。そのため、あせもなどのトラブルを起こしやすくなります。
表皮が形成される0〜3才の間に肌トラブルを繰り返すと、大人になってからも肌トラブルが起こりやすくなるという研究報告もあります。乳幼児期に正しいスキンケアをしないと、将来の肌の状態が悪くなってしまう、ということです。
赤ちゃんの入浴で気を付けたいポイント
水道水の残留塩素に注意
水道水には消毒のために塩素が含まれています。塩素はタンパク質を酸化させる作用があるため、肌の表皮細胞を傷つけてしまいます。アトピーの方などは、湯船に浸かると肌がピリピリすることもあるようです。
赤ちゃんの肌はデリケートなので、塩素が肌に刺激を与えることがあります。そのため、塩素を除去する浄水シャワーを使うのがおすすめです。また、赤ちゃん用の入浴剤を使うことで、塩素の影響を軽減することができます。
ボディソープの成分に注意
赤ちゃんに使うボディソープの成分で大切にしたいことは、「赤ちゃんの肌を守りつつ、洗浄効果がしっかりあるかどうか」です。
皮脂の分泌が少ない赤ちゃんは、高すぎる洗浄力では乾燥してしまいます。洗浄成分の刺激が肌の負担になることもあります。
優しく洗うことが大前提ですが、新陳代謝も活発なので、適度な洗浄力も必要です。汗や汚れ、古い角質などが残ってしまうと、肌トラブルの原因になります。
赤ちゃんに使うボディソープは「石けん成分」のものがおすすめです。石鹸は水で薄まると洗浄力を失うため、肌に残ることがなく安全です。ただし、石けん成分だけだと肌に負担になる可能性があるので、保湿成分が含まれているものを選びましょう。石けんの皮膚刺激を緩和するために、両性イオン界面活性剤が配合されているものもあります。
または、刺激が弱い合成界面活性剤が主成分の製品を使いましょう。ラウリルグルコシドなどの「非イオン界面活性剤」、コカミドプロピルベタインなどの「両性イオン界面活性剤」、ココイルグルタミン酸Naなどの「アミノ酸系の界面活性剤」が、低刺激といわれています。
おぷろボディソープⅡは石鹸ベースの低刺激処方です
おぷろシリーズは、ビタミンC(アスコルビン酸)を使って塩素を除去する入浴グッズです。
洗っているときに、お肌はいちばんデリケートになります。それは、お肌を守る油分までも洗い流してしまうので、無防備な状態になるから。そんなときに、残留塩素のダメージを受けてしまうのです。
おぷろボディソープは、ビタミンCの力で残留塩素のダメージをブロックしながら、汚れをきちんと落とします。
【おぷろボディソープの全成分】
水、カリ石ケン素地、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、塩化Na、PEG-100水添ヒマシ油、アスコルビン酸、オレンジ果皮油、レモングラス油、ニオイテンジクアオイ油、ベルガモット果実油、アオモジ果実油、ユーカリ葉油、ラベンダー油、スペアミント油、セイヨウハッカ油、アルテミシアヘルバアルバ油、ニクズク核油、チョウジ芽油、オニサルビア油、ベチベル根油、トコフェロール、加水分解ヒアルロン酸、グリチルリチン酸2K、アラントイン、グリセリルグルコシド、水添レシチン、フィトステロールズ、セラミドNP、セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド、エチルヘキシルグリセリン、ラウリン酸ポリグリセリル-10、クエン酸、クエン酸Na、EDTA-4Na
カリ石ケン素地(液体石鹸)
ベース成分は石鹸です。石鹸は水で薄まると界面活性剤としての作用を失うため、肌に残り続けることがなく安全です。
水添レシチン
両性イオン界面活性剤です。刺激性はほぼありません。乳化を補助する、陰イオン界面活性剤の刺激を緩和するといった効果があります。
角層水分量増加による保湿作用もあります。
コカミドプロピルベタイン、PEG-100水添ヒマシ油、ラウリン酸ポリグリセリル-10
非イオン界面活性剤です。刺激性はほぼありません。乳化を補助する、泡立ちを良くするなどの目的で配合されます。
コカミドプロピルベタインには陰イオン界面活性剤の刺激を緩和する作用があります
フィトステロールズ
乳化を安定させる成分で、エモリエント効果(肌の水分の蒸発を防いでうるおいを保ち、肌を柔らかくする効果)もあります。
医薬品添加物規格に適合しており、刺激性はほとんどありません。
エチルヘキシルグリセリン
グリセリンの合成物です。保湿効果と抗菌効果があり、防腐補助のために配合されます。
医薬部外品原料規格に適合しており、刺激性はほとんどありません。
トコフェロール
ビタミンEです。製品の酸化防止剤として配合されます。
クエン酸、クエン酸Na
製品のphを調整するために使われます。食品添加物にも使われる安全な成分です。
EDTA-4Na
製品に有害な影響を及ぼす金属イオンに結合して、金属イオンと他の成分との固有の反応を起こさなくする成分です。(キレート作用)一般的に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられています。
合成香料不使用
合成香料にはアレルギーのリスクがあります。そのためおぷろボディソープⅡは天然の精油で香りを付けています。
防腐剤不使用
パラベン、フェノキシエタノール、安息香酸Na、ヒノキチオールなどを使っていません。
保湿成分
グリセリン、セラミドNP(ヒト型セラミド)、セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド(疑似セラミド)、加水分解ヒアルロン酸、グリセリルグルコシドといった保湿成分を配合。
抗炎症成分
肌荒れ防止化粧品でおなじみのグリチルリチン酸2K、アラントインを配合。
総合すると、かなり低刺激といって差し支えないと思います。保湿力が高く、抗炎症成分が配合されていることもポイントです。
肌に優しいボディソープを探している方には、ぜひ1度使っていただきたい商品です。
浄水シャワーヘッドで入浴のお湯を溜めよう
赤ちゃんの入浴に使うお湯は、浄水シャワーヘッドを使って塩素を抜いたものを使うと良いでしょう。
MIZSEI の浄水シャワーは、不織布と活性炭の層で水道水をろ過し、塩素だけでなくゴミやニオイの原因物質まで取り除きます。
泥水を浄水シャワーに通水してみました!動画で浄水フィルターの効果をご覧いただけます。
さらに、公式オンラインショップで購入される場合、お得な「フィルター会員」に登録することができます。
フィルター会員に入会いただきますと、フィルターの交換月をメールでお知らせします。また、フィルターカートリッジをいつでも10%オフ・送料無料でお買い求めいただけます。
さらに入会特典として1000円オフクーポンをプレゼントなど、お得な特典がいっぱい!
メーカー直販なので、アフターフォローも充実。トラブルが発生した際にも安心です。
お問い合わせ
弊社は弊社は岐阜県山県市にある水栓メーカーです。 商品のことや、その他気になることがあればお気軽にご連絡ください。
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電話番号:0581-23-0570(平日9:00~17:00) メールアドレス:information@mizsei.co.jp
参考
【医師監修】赤ちゃんのスキンケアで大切なこととは? 洗い方や保湿などの方法について|ベビーカレンダー (baby-calendar.jp)
【皮膚科医解説】赤ちゃんの正しいお肌の知識とスキンケアのタイミング | ママのはじめてサポートサイト | ピジョンインフォ (pigeon.info)