アトピーのMIZSEI社員がおすすめする浄水シャワーヘッド

春秋は花粉の時期でかゆいし、夏は汗をかいてかゆくなる。
冬は乾燥でお肌の状態は最悪。
掻きむしる時
と熱いシャワーを浴びている時だけはかゆみから解放される。
でもそれはほんの一瞬で、ゾウのようなガサガサ肌の現実へと引き戻される。
そんな私に希望の光を与えてくれたもの、それは今や必須アイテムとなった浄水シャワーだ。

※水生活製作所の除塩素シャワーは日本アトピー協会推薦品です。

こんにちは、水栓バルブ発祥の地、岐阜県山県市にある浄水器メーカー水生活製作所開発部です。 このページを書いている私自身、幼い頃からアトピーと付き合っています。そして我が娘もアトピーです。自分と娘のアトピー体験を交えながら、お力添え出来る情報提供をしたいと思います。

かゆみって結局何なのだろう?

アトピーで困るのは、見た目はさることながらかゆみとの闘いではないでしょうか。かゆくて寝れない、かゆくて勉強に集中できないという問題に私も直面してきました。

かゆみは、「掻きたいとの衝動を起こす不快な感覚」と定義されています。しかし、かゆみは一種の生体防衛反応でもあります。皮膚に異物が付いた際に、かゆみを感じることによって、異常が起きている場所を私たちに知らせ、その異物を掻いて取り除こうとする行動を起こすからです。

かゆみと痛みは両者とも神経を伝わって感じることから、かつては「痛みの神経が感じる弱い痛みがかゆみである」と考えられていました。
今ではこの説は覆され、痛みとかゆみは異なる神経によって脳に伝えられること、かゆみを伝える神経は「C-線維」とよばれる神経であることが明らかになりました。

なぜかゆくなるの?

汗をかいたり入浴後に痒くなったり、あるいはストレスを感じると無意識に掻いていたりなんてことは、このページを読んで下さっている人はうなずいてくれるのではないでしょうか。 ここで、痒みが起こる身体のメカニズムを少しお話したいと思います。

皮膚の表皮と真皮の境界線近くに、かゆみを伝える神経「C-線維」の末端部分があります。皮膚の表面が外界から刺激を受けたり、身体の中で生じたアレルギー反応によって痒みを起こす物質が放出されたりすると、神経線維の末端部分がこれらの刺激を受け取って、その情報を脳に伝え、脳が「痒み」として認識します。なので実際に痒みを感じているのは脳!ということになりますね。

通常は、痒いところを引っ掻いて、その後は痛みが生じるために掻くのをやめます。が、アトピーさんの場合は痒みがおさまらない事が多いのではないでしょうか。

かゆみの発生メカニズムを説明する図

アトピーさんのかゆみがとまらない理由

掻くと気持ちが良いし、ひりひりするまで掻きむしると、一時的にかゆみから逃れることができますよね。 しかし強く掻くと皮膚のバリア機能が低下し、身体の中から水分が外に逃げてしまって乾燥肌となります。バリア機能の弱まった皮膚からはアレルギー反応を引き起こすアレルゲンなどが体内に入りやすく、ちょっとした刺激によっても痒み神経を刺激するようになるため、ますます痒くなります。

また、かゆいところを掻いてしまうと、皮膚に存在する細胞から炎症を促す物質や、かゆみの神経にはたらく物質が放出されて、皮膚炎がさらに悪化し、かゆみも強くなります。

最近の研究では、皮膚のバリア機能が破壊されると、かゆみを伝える神経「C-線維」が、表皮のほうへ上がってきてしまうということも判明しています。神経が表皮の近くまで伸びてくると、小さな刺激にも過敏に反応して、かゆみを感じやすくなってしまいます。

かゆみの悪循環を止めるためには、まずかゆみを止めることが大切です。かゆいときにはかゆい部分を冷やしたり、別のことに意識を集中し、気を紛らわす工夫をしましょう。

アトピーの仕組みを説明する図

かゆみの悪循環を説明するイラスト

乾燥はかゆみの原因!浄水シャワーで塩素から肌を守ろう

JOWER

かゆみの原因の大半は、皮膚の乾燥です。乾燥肌では、皮膚の表面の角質層に隙間ができやすくなって、異物の侵入を許してしまい、それが引き金となってかゆみが発生します。

水道水には、消毒のための塩素が含まれています。塩素は髪の毛やお肌を形成するたんぱく質を酸化させて、保水力や保湿機能を低下させてしまいます。アトピーさんの場合、お肌のバリア機能が低く敏感なことが多いので、塩素などの刺激を特に受けやすく、入浴時に肌がピリピリすることも。肌への刺激を少しでも減らしたい人が浄水シャワーを使っています。

浄水シャワーは水道水に含まれている塩素(カルキ)や汚れ、においなどを取り除くシャワーヘッドです。アトピーさんや肌の弱い方は、浄水シャワーを使用することをお勧めします。

浄水シャワーを選ぶポイント

浄水シャワーといっても様々な種類があります。まずは何の材質で浄化するかをご確認ください。大きく分けて下記3つに分類されます。

  • 活性炭…ヤシガラや石炭などを高温で蒸して作られた炭。
  • 亜硫酸カルシウム…ヨーロッパでは古くから食品添加物として使用されている化学的に安定した物質。
  • L-アスコルビン酸…ビタミンCとして有名。レモンに含まれるように自然界にも多く存在。

亜流酸カルシウムとL-アスコルビン酸は化学的除去にて塩素を取り除きます。

一方、活性炭は活性炭に含まれる炭素によって化学的除去もしますが、活性炭にある無数の細かな孔にて物理的にも塩素や小さなゴミなどを取り除きます塩素のみならずゴミも取り除く点が活性炭のオススメポイントです。

また活性炭は表面積が広く水に溶けない材質ゆえにカートリッジの寿命が長い(=コストパフォーマンスが良い)のも特長です。個人的には天然素材の活性炭がろ材であることに安心感を抱いてます。

浄水シャワーJOWER

私がアトピーさんにオススメしたいのは「除塩素シャワーJOWER」です。株式会社水生活製作所が製造している浄水シャワーヘッドです。水生活製作所は1954年創業の岐阜県山県市にある老舗水栓メーカーです。ちなみに「浄水器協会」の前身である「浄水器協議会」の立ち上げメンバーとしても、大手メーカーに交わり参画したメーカーです。

JOWERはお客さまからのお声を頼りに生まれました。開発製造販売まで一連して行っているのがMIZSEIの特長です。

当社の浄水シャワーは天然素材の活性炭(ヤシガラ活性炭×繊維状活性炭)を採用しています。 また活性炭の上には不織布が巻いてあります。不織布には100~1μの細かい穴が開いています。その穴を細かいゴミや鉄サビなどの汚れが含まれた膜供給水(水道水)を通過することにより、汚れ物質が物理的に「ろ過」された「膜ろ過水」になります。よって膜ろ過では「細かいゴミ、鉄サビ」を除去することが可能です。

また活性炭自体にも水の汚れや臭いを除去する役割があります。活性炭の表面には非常に細かい穴(細孔)が空いており、その細孔は「マクロポア」と「ミクロポア」の2種類に分かれております。 まず、「マクロポア」に汚れ・臭い物質が浸入し、物理的に「吸着」されて除去されます。更に細かい汚れ・臭い物質は「ミクロポア」まで侵入し、物理的に「吸着」されて除去されます。

浄水カートリッジフィルターはおひとりさま1日26分のご使用で1年交換です。(浄水器協会の規定に従い、塩素低減能力50%以上を寿命と設定しております。) シャワーヘッドには水道水⇔浄水切替レバーがついているので、お掃除は水道水、入浴時は浄水と簡単に使い分けができます。

また、一時ストップ機能やマッサージ水流が使える他、節湯30%を実現しました。

■「泥水を浄水シャワー「JOWER」に通水してみた」を見る

※汚れを除去していることが目で見てご理解頂きやすいようにあえて泥水を使用しております。お客様には浴室での使用をお願い致します。

「皮膚科でJOWERを勧められてお電話しました。」なんてお電話もいただきますが、薬ではないので浄水シャワーを使ったからすぐに痒みと症状がなくなりましたなんてことはほぼありません。まずはそのことはご了承くださいませ。 現在私は皮膚科や薬等に頼る事なくアトピーケアが出来ていますが、通院中の方はお医者さんの方針に従いながら浄水シャワーを併用なさってくださいね。

浄水シャワーの取り付け方法

国内メーカーであれば基本的にお取付頂けます。(ホースとの一体型を除く)

<そのまま取付できるメーカー>
TOTO・INAX(バランス釜以外)・SAN-EI・KAKUDAI・HVS・ミズタニ一部製品 ネジサイズG1/2と言われるサイズです。

<商品付属のアダプターで取付できるメーカー>
KVK…「K」と書かれたアダプターにて取付可能 MYM…「M」と書かれたアダプターにて取付可能

<その他の場合>
別売アダプターにて取付可能なものもございます。当社(水生活製作所0581-23-0570)にお気軽にお問合せください。

取付方法

ご購入はメーカー直営サイトがオススメ

メーカー開発部直営オンラインショップMIZSEI SHOPからお求めいただけます。 メーカーから直接お求め頂くとアフターフォローが充実。また浄水フィルターをかなりお得な価格にてお求めいただる仕組みをとらせていただいてます。 決済方法はクレジットカード・楽天ペイ・銀行振込・代引きからお選びいただけます。

シャワーヘッド

浄水シャワーヘッド「JOWER」

 

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お問い合わせ

弊社は岐阜県山県市にある水栓メーカーです。
商品のことや、その他気になることがあればお気軽にご連絡ください。

株式会社水生活製作所 開発部 お問合せ窓口

電話番号:0581-23-0570(平日9:00~17:00)

メールアドレス:information@mizsei.co.jp 

お問い合わせフォームはこちら

参考

【環境医学研究所】かゆみと真剣勝負、かゆみの克服を目指して 順天堂大学大学院医学研究科 (juntendo.ac.jp)

順天堂かゆみ研究センター『かゆみをなくすための正しい知識』毎日新聞出版 2020年