老化の原因はコラーゲンやエラスチンの減少です。これらは肌の奥深くの真皮に存在するため、化粧品で補給することはできません。老化によってできたしわは改善が難しいため、予防がたいへん重要です。
マイクロナノバブルシャワーヘッドは、アンチエイジングの補助として有効です。温浴効果によって皮膚表面の血流が増加し、肌の新陳代謝がUPするためです。
【目次】
老化(しわ・たるみ)の原因
肌の弾力を保っているのは、真皮にある「コラーゲン」や「エラスチン」といった物質です。年齢とともに細胞分裂のペースが遅くなり、これらの物質が作られにくくなるため、表皮を支えることができなくなり、しわやたるみが発生してしまうのです。
また、紫外線や乾燥、活性酸素などの刺激によって肌がダメージを受けると、修復するために細胞分裂が促されます。このとき、エラーが起きて壊れたコラーゲンやエラスチンが作られることがあります。これもしわやたるみの原因となります。
さらに最近の研究で、皮下脂肪が増加することで、コラーゲンなどを作っている真皮の状態が悪化することが判明しています。
化粧品でのアンチエイジングには限界がある
老化の原因はコラーゲンやエラスチンの減少です。これらは肌の奥深くの真皮に存在するため、化粧品で補給することはできません。化粧品の成分は、副作用が起きることを防ぐために、肌の表面の角質層までしか届かないものがほとんどです。
「ニールワン」「純粋レチノール」など、抗シワ成分として承認されたものが2016年ごろから登場していますが、基本的には「加齢によってできたしわやたるみは、化粧品では消せない」というのが一般的な見解です。
なお、加齢が原因ではない乾燥性のしわなら、セラミドなどで保湿することによって改善が可能です。
アンチエイジングのポイントは「予防」
コラーゲンやエラスチンを作る細胞を傷つける、「紫外線」と「活性酸素」を避けましょう。また、保湿で乾燥じわの予防と改善を行いましょう。
効果が出るまでに時間がかかるため、根気よく続けることが大切です。
紫外線を防ぐ
UVケアをしているかどうかで、10年後、20年後に大きな差が出ます。日焼け止めは欠かさず塗りましょう。
活性酸素を防ぐ
活性酸素を除去する「抗酸化成分」が含まれたスキンケアアイテムがおすすめです。ビタミン類やβカロテン、L-システインなど、抗酸化作用のある成分を食事から摂取するのも効果があります。
保湿で乾燥じわを防ぐ
乾燥が原因のしわは保湿で改善されます。また、保湿で肌の潤いとやわらかさを保つことで、表情の変化によって起きるしわが定着することを防ぐことができます。
フェイスマッサージで血流改善
フェイスマッサージで血流やリンパの流れを促し、細胞を活性化させましょう。マッサージオイルなどをぬって滑りやすくし、肌を強くこすらないよう注意しましょう。
アンチエイジングに効果がある成分
しわを改善する成分
純粋レチノール
レチノールはビタミンAの一種です。皮膚や粘膜のターンオーバーを促進する作用があり、肌荒れケアや保湿が目的で古くから使われている成分です。
化粧品メーカーの資生堂の研究により、レチノールが真皮のコラーゲン濃度を高めてしわを改善することが判明し、2017年に医薬部外品の抗シワ成分として承認されました。なお、しわ改善効果がある資生堂のレチノールは、他と区別するために「純粋レチノール」と呼ばれます。
リンクルナイアシン(ニコチン酸アミド、ナイアシンアミド)
ビタミンB群の一種です。もともと医薬部外品の美白有効成分、肌荒れ有効成分として使われていましたが、化粧品メーカーのコーセーやP&Gの研究により、2017~2018年にかけて、しわを改善する効果が追加承認されました。
医薬部外品に配合される場合は「ニコチン酸アミド」と表記されます。しわ改善有効成分として配合される場合には、P&Gは「ニコチン酸アミドW」、コーセー・花王・カネボウは「ナイアシンアミド」と表記しています。
ニールワン
化粧品メーカーのポーラが開発した、4つのアミノ酸誘導体で構成された成分です。皮膚では常に細胞の生成と分解が行われていますが、加齢によって分解スピードが生成スピードを上回るようになります。ニールワンはコラーゲンやエラスチンの分解を食い止め、しわを改善します。
完全新規の成分なので、市場実績が少なく、効果や安全性が未知数なのがデメリットです。
真皮にアプローチする成分
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na
コラーゲン生成促進効果、抗酸化効果がある、ビタミンC誘導体の一種。
3-O-セチルアスコルビン酸
ビタミンC誘導体の一種。コラーゲンの繊維の束の結束を促すことでしわを抑えます。
パルミトイルトリペプチド-5
コラーゲンの生成を促す合成ペプチド(アミノ酸が結合した物質)。
ジパルミトイルヒドロキシプロリン
コラーゲン産生に必要なアミノ酸である、ヒドロキシプロリンの誘導体。エラスチンの分解を抑える効果もあります。
抗酸化成分
成分によって除去の方法は異なりますが、いずれも活性酸素を除去する成分です。
- フラーレン
- 白金ナノコロイド
- コエンザイムQ10(ユビキノン、ユビデカレノン)
- アスタキサンチン(ヘマトコッカスプルビアリスエキス)
- αリポ酸(チオクト酸)
- ビタミンE誘導体(酢酸トコフェロール、トコフェルリン酸Naなど)
乾燥対策成分
ここに挙げた成分以外にも、保湿力が高い成分全般が乾燥じわ対策に有効です。
パルミチン酸レチノール(ビタミンA誘導体)
レチノール同様表皮のヒアルロン酸の産生を高める効果がありますが、しわ改善効果は承認されていません。
レチノイン酸トコフェリル(ビタミンA・E誘導体)
ビタミンAのしわ改善効果とビタミンEの抗酸化作用を併せ持ちます。
ヒアルロン酸ジメチルシラノ―ル(ヒアルロン酸誘導体)
抗しわ効果があるとされているケイ素を有するヒアルロン酸誘導体。
セラミド3・セラミド6Ⅱ
ヒト型セラミドのうち、加齢で減少する成分。その他のヒト型セラミド、動物セラミド、植物セラミド、化学合成された疑似セラミドも、保湿効果が高くおすすめです。
加水分解エラスチン
エラスチンを細かく分解したもの。保湿効果のほか、植物エキスの効果を促進する作用が報告されています。
アミノ酸類
ヒトの皮膚に存在する天然保湿因子(NMF)の主成分です。
ライスパワーNo.11
米を発酵させて得たエキスです。ライスパワーには12種類あり、それぞれ効能効果と保湿力が違います。ライスパワーNo.6は皮脂分泌抑制、ライスパワーNo.11は皮膚水分保持能改善の医薬部外品有効成分として承認されています。
マイクロナノバブルシャワーヘッドはアンチエイジングの補助をします
マイクロナノバブルはアンチエイジングの補助として有効です。
マイクロナノバブルには洗浄・保湿・温浴の効果があるといわれています。高い洗浄力により肌表面の汚れを落とし、化粧水などの成分が浸透しやすくなります。また、マイクロナノバブルは肌への浸透力が高く、肌水分量を増やします。さらに、温浴効果によって皮膚表面の血流が増加し、肌の新陳代謝がUPします。
浄水機能とマイクロナノバブル発生機能を搭載した「バブリージョワー2.0」
人気のマイクロナノバブルシャワーに、塩素を除去する機能をプラス。活性炭と不織布のフィルターで水をろ過し、ゴミやニオイの原因物質まで取り除きます。ミスト水流機能も搭載しており、美容シャワーヘッドにほしい機能がこれ1本にすべてつまっています。
マイクロナノバブルに特化した「バブリーミスティ2.0」
マイクロナノバブル・ミスト水流・ストップボタン・節水と、必要な機能は全て搭載しています。
ポイントは、ナノバブルシャワーの中では購入しやすい価格であること。ナノバブルシャワーヘッドは平均して2~3万円ほどですが、バブリーミスティ2.0は1万円前後で購入可能です!(※カラーとストップボタンの有無により異なります。)
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弊社は弊社は岐阜県山県市にある水栓メーカーです。 商品のことや、その他気になることがあればお気軽にご連絡ください。
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電話番号:0581-23-0570(平日9:00~17:00) メールアドレス:information@mizsei.co.jp
参考
かずのすけ、白野実『化粧品選びの常識が変わる! 美肌成分辞典』主婦の友社 2019年
久光 一誠『効果的な組み合わせがわかる 化粧品成分辞典』池田書店 2024年